ネットワークビジネス（MLM：マルチレベルマーケティング）を行っている会社には、化粧品を販売している企業が多くあります。
また、ネットワークビジネスの参加者は、半数以上が女性です。そうしたネットワークビジネスを行う仲間と交流を深めるために、男性であっても女性との共通話題として化粧品について知っておくことは大切です。女性とのコミュニケーションをもつことで、横のつながりをつくるチャンスが広がります。
そのため、ネットワークビジネスに参加する上で、化粧品について学んでおくことは重要だといえます。
そこで今回は、「MLM化粧品を活用したアンチエイジングケア」について解説します。
もくじ
肌年齢を作る表皮と皮脂の重要性
化粧品を使ってシワやたるみといった肌の老化を防ぐためには、いくつかのポイントを押さえておかなければいけません。
そこで以下に、化粧品の基礎となる「肌年齢と皮脂の重要性」について記します。
肌年齢を作るもの
女性であれば、「肌年齢」という言葉はよく聞くものだと思います。肌年齢とは、簡単にいうと「肌の見た目」のことを指し、「肌の伸び」によって決まります。
例えば、中高年女性におけるほとんどの人の肌は、乾燥してツヤがなくなっています。そして、伸縮性がないため、一度引っ張ると元に戻りにくい状態です。そのため、シワがはっきりと残ることになります。
一方で若い人の肌は、みずみずしく伸縮性が高いため、引っ張ってもどんどん伸びます。また、弾力性もあるため、一度伸びた肌はすぐに元の状態に戻ります。その結果、シワやたるみが残ることはありません。こうした肌の伸びが、肌の見た目である肌年齢を作っています。
そして、肌年齢を作る肌の伸びは、肌の一番表面にある「表皮」によって作られます。
表皮は、表層から「角質層」「顆粒（かりゅう）層」「有棘（ゆうきょく）層」「基底層」の4層で構成されています。この中でも、最も表面にある角質層が、肌の伸びに大きく関係しています。
角質層の表面は、「皮脂」によって覆われています。皮脂とは、肌から分泌される脂のことであり、いわゆる「テカリ」を作るものです。
こうした皮脂は、顔のテカリだけではなく、「ニキビ」や「化粧崩れ」などの原因として考えられており、一般的にマイナスのイメージがもたれています。しかし実際には、皮脂は肌を守る役割をしており、肌の伸びを作り出すためにも欠かせない重要な要素になります。
皮脂の分泌が少ないと、肌の伸びも生まれず、バリア機能も低下してしまうため、肌トラブルを起こしやすくなります。
多くの女性は皮脂不足
見た目の肌年齢を作っているのは、肌の表皮であり、その中でも皮脂がしっかりと分泌されていることが重要です。皮脂によって肌の伸びが作られて、肌が若々しくなります。
女性の中には、「オイリー肌」で悩んでいる人が多くいます。オイリー肌とは、皮脂が過剰に分泌されている状態を指します。
しかし実際には、肌トラブルで悩む女性の肌は、オイリー肌どころか「乾燥肌」であることがほとんどです。「仕事をしていると夕方に顔がテカッてくる」と悩んでいる人は多いですが、肌は常に新陳代謝を繰り返しているので、活動した後に皮脂が分泌されてテカテカするのは当たり前です。
また、多くの人がテカリを気にしているのは、「Tゾーン」のみです。ほとんどの人は、Tゾーン以外の部分は乾燥肌となっています。
とくに、目元や頬、口元などは、皮脂の分泌が不足しがちな部位で乾燥しやすい箇所です。そのため、Tゾーンがテカッていても、そうした目元や口元などはカサカサとして、シワなどができていることが多いです。
このように、女性において、皮脂の分泌が過剰でオイリー肌が問題となっている人は少ないです。
そのため、オイリー肌と思って、今まで一生懸命皮脂を取り除くケアを行っていた人は、もう一度、肌のタイプを確認するようにしてください。過剰な皮脂のケアが、あなたの肌トラブルの原因となっていることが少なくありません。
肌の老化防止におけるUVケアの重要性
シワやたるみといった肌の老化を防ぐためには、UV（紫外線）対策が重要です。そこで以下に、「シワやたるみ対策となるUVケア」について解説します。
肌の老化を防ぐにはUVケアがポイント
人は年齢を重ねるごとに、当然ながら肌も衰えていきます。肌の老化の中でも、シワやたるみなどは多くの女性が悩む問題です。
そして、そうしたシワやたるみといった肌の老化は、80パーセント以上が紫外線の影響であることが明らかになっています。残りの20パーセントは、避けることができない加齢によるものになります。
そのため、紫外線ケアさえしっかりしておけば、多くのシワやたるみといった肌の老化は防ぐことができます。
紫外線は大きく分けて「A波」と「B波」の2つに分類されます。このうち、シワやたるみの原因となるのは、波長が長く、肌の内部にジワジワと浸透してダメージを与えるA波です。
B波は波長が短く肌の表面を赤くするため、すぐにその影響に気づき対策を行う人がほとんどです。
一方でA波の場合、ゆっくりと肌にダメージを与えるため、初めのうちは目に見える変化が起こらずに、紫外線によるダメージに気づきません。しかし実際には、肌の奥深くの「真皮」と呼ばれるところまで紫外線が到達し、シワやたるみの原因を作っています。
こうしたB波の影響が、シワやたるみといった肌の老化の原因となっています。
そのため、シワやたるみといった肌の老化を防ぐためには、紫外線ケアが非常に重要になります。
日焼け止め選択のポイント
シワやたるみといった肌の老化は、約80パーセントは紫外線が原因となって作られています。そのため、肌の老化防止には、紫外線ケアが欠かせません。
紫外線ケアのためのポイントは、日焼け止めに含まれている成分になります。
紫外線カット効果のある日焼け止めには、大きく分けて「ジェルタイプの日焼け止め」と「乳液タイプの日焼け止め」の2つがあります。
ジェルタイプの日焼け止めは、吸収剤だけでできていることが多く、紫外線カットの効果が弱い商品がほとんどです。一方で乳液タイプの日焼け止めには、紫外線カット効果の高い「散乱剤」が含まれている製品が多くあります。
当然、散乱剤が含まれている方が紫外線カットの効果が高く、紫外線から肌を守る力が強い商品だといえます。
そのため、日焼け止めを購入する際には、乳液タイプで散乱剤が配合されている商品を選択することをお勧めします。散乱剤が含まれているかどうかは、成分表示の中に「酸化亜鉛」「酸化チタン」が記載されているかを確認してください。この2つが表示されていれば、散乱剤入りの日焼け止めであるといえます。
このように、散乱剤入りの乳液タイプの日焼け止めを選択することで、効果的な紫外線ケアを行うことができます。
たるみを防止する美容液の使用法
肌の老化で生じる顔のたるみを防ぐためには、美容液を適切に利用することが大切です。以下に、「顔のたるみを解消するために効果的に化粧品を使う方法」について解説します。
美容液の使い分け
化粧品を利用する目的の1つに、「顔のたるみ解消」というものがあります。年齢を重ねると、顔のたるみで悩む人は増えてきます。
そして、顔のたるみを防ぐための美容液やクリームといった化粧品はたくさん売られています。ただ、そうした化粧品を利用する際は、使用する化粧品を適切に選択しないと、逆にたるみを強めることにつながる可能性があります。
顔のたるみには、「筋肉の緩み」によって起こるたるみと、「筋肉の緊張」が原因で生じるたるみがあります。そして、それら2つのたるみを解消する化粧品の種類はそれぞれで異なります。
そのため、あなたの顔におけるたるみが、どちらの原因によって起こっているかを見極めた上で、化粧品を選択することが大切です。
具体的には、「ほうれい線」や「フェイスラインのたるみ」といった顔の下半分に生じるものは、筋肉の緩みが原因で起こります。こうした顔のたるみに対しては、リフトアップ効果のある化粧品を使用するのが効果的です。
また、化粧品だけではなく、食事の際に良く噛んだり、顔の筋肉を鍛える運動をしたりすると、よりたるみを予防することができます。
それに対して、「笑ったときの目じりのシワ」や「表情ジワ」といった顔の上半分にできるシワは、筋肉の緊張が原因で起こります。こうしたシワに対しては、筋肉を緩める効果のある化粧品が効果的です。
このように、一言で顔のたるみといっても、原因の違いによって対処法が異なるため注意してください。こうした化粧品の使い分けを適切に行わないと、逆に顔のたるみを強めることにつながる可能性があるということを理解しておくことが大切です。
美容液使用の時間帯
顔のたるみを予防するためには、たるみが「筋肉の緩み」によるものか、「筋肉の緊張」が原因かを見極めたうえで、適切な化粧品を選択することが大切です。
また、化粧品の種類によっては、使用する時間帯にも注意しなければいけません。
例えば、顔のたるみに効果的とされている「レチノール」と呼ばれる成分を配合した化粧品があります。レチノールとは、ビタミンAのことを指し、肌の弾力性を保つタンパク質量を増やすは作用があります。また、皮膚の生まれ変わりを促進する効果なども期待できます。
こうしたことから、レチノールを配合した化粧品は、「エイジングケア」に効果があるとされています。
ただ、レチノールには、「紫外線を浴びることで炎症やかゆみなどを引き起こす」という特性があります。そのため、朝にレチノールを配合した化粧品をつけて外出すると、紫外線によって肌が過剰なダメージを受けてしまうことになります。
そのため、たるみ予防のためにレチノール配合の化粧品を使用する場合は、朝ではなく夜に使うようにしてください。
ちなみに、毛穴ケアのための化粧品は、朝に使用すると効果的です。毛穴ケアの美容液を塗ることで、ファンデーションがキレイにのるようになります。
今回述べたように、女性の肌年齢は、肌の最も表面にある表皮によって作られています。また、表皮を覆っている皮脂は、肌の状態を整えるために非常に重要な要素になります。
そして、多くの女性は、オイリー肌が肌トラブルの原因と考えていますが、実際には、オイリー肌ではなく乾燥肌が問題である人がほとんどです。そのため、適切なスキンケアを行うためには、まずはあなたの肌タイプをしっかりと見極めることが重要です。
その上で、適切なUVケアと美容液の活用によって、肌の老化を予防することができます。
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