ネットワークビジネス（MLM：マルチレベルマーケティング）にビジネス目的で参加する場合、主宰会社が販売する商品を口コミによって広げることが大切になります。
あなたは、主宰会社が販売する商品を売ることで、そのことに対する報酬をもらうことができます。
そして、化粧品やサプリメントといった継続購入につながる商品はネットワークビジネスに向いている製品であるため、化粧品を扱っているネットワークビジネス会社は多くあります。
ネットワークビジネスで収入を得るためには、あなたが商品の特徴や使用方法などを説明して、相手に買ってもらうようにする必要があります。そのため、化粧品に関する知識を学んでおくことは、ビジネスで成功するために非常に役立つことだといえます。
そこで今回は、化粧品を使用する上での基本である「MLM化粧品を使ったスキンケアの方法とコツ」について解説します。
もくじ
化粧水の「浸透タイム」が必要ない理由
化粧水を利用する際に、「浸透タイム」を意識する人は少なくありません。しかし実際には、皮膚の構造や特徴を考えると、化粧水に浸透タイムは必要ありません。以下にその理由について解説します。
皮膚の構造
化粧品について学ぶ上で、化粧品を塗る場所である「皮膚」について理解しておくことは必須になります。そして、皮膚の構造や機能を知っておくと、より効果的なスキンケアを行えるようになります。
皮膚は、大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの部分に分けられます。
表皮とは、皮膚の最も外側の構造です。表皮には、外部からの異物が進入しないための「バリア機能」と、皮膚に潤いを保持するための「水分保持機能」の2つの役割があります。
そして、表皮の下にあるのが真皮です。真皮には、「コラーゲン繊維」と「エラスチン繊維」と呼ばれるタンパク質が存在します。こうしたコラーゲン繊維やエラスチン繊維によって、表皮を支えて肌のハリを保つ役割があります。
皮膚の構造の中で、最も深層にあるのが皮下組織です。皮下組織には、脂肪が多く存在しており、外部からの衝撃を吸収する役割があります。
また、皮膚は約28日周期で新しく生まれ変わります。こうした皮膚の入れ替わりを「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーの過程では、まず表皮と真皮の境目で新しい表皮細胞が生まれます。そして生まれた表皮細胞は、約14日間かけて皮膚の表面まで押し上げられます。その後、約14日間表皮としての役割を果たして、最終的にはアカとなって剥がれ落ちます。
スキンケアを学ぶために、このような皮膚の3層構造とターンオーバーという仕組みを理解しておいてください。
「浸透タイム」は必要ない
スキンケアの方法として、一般的に「洗顔後に化粧水をつけた後は、化粧水を肌に浸透させるために時間を置いたほうが良い」といわれています。
一見すると、こうした手順は理にかなっているように感じますが、実際には間違っています。
一般的な化粧水は、皮膚の中でも表皮にある「角質」までしか浸透しません。角質には、外部から物質が肌の中に進入することを防ぐ役割があるため、水であってもそれ以上浸透することはありません。つまり、皮膚の表面に化粧水が保持された状態になります。
そして、化粧水の主な成分は水です。水は、その特性から、時間が経過するごとに蒸発します。
そのことと同様に、肌の表面に残った化粧水は、時間が経つにつれて蒸発します。そして、化粧水が蒸発するときには、もともとあった肌の水分まで一緒に蒸発させることになります。
そのため、化粧水をつけた後に時間を置くと、肌の水分を蒸発させ潤いを失わせることになります。
このような理由から、化粧水をつけた後に時間を置くことは避けるべきだといえます。実際には、化粧水をつけた後は、時間を置かずに美容液や乳液をつけることで、肌からの水分蒸発を防ぐことができます。
化粧水による肌荒れの原因と対策
化粧水には、一般的に肌荒れを防ぐ効果があるとされています。ただ、化粧品も使い方によっては肌荒れの原因となりえるのです。
そこで以下に、「化粧水が原因で起こる肌荒れとその対策」について解説します。
つけすぎ厳禁な化粧水
肌ケアとして欠かすことができない化粧水ですが、使い方を間違うと逆に肌荒れを招く原因になります。
化粧水というと、「肌にたっぷりと浸透させた方が良い」というイメージを持っている人が多くいます。しかし実際には、化粧水は種類によって、適切な使用方法が異なります。そのため、一概には「化粧水はしっかりとつければいい」とはいえません。
化粧水は、目的によって大きく「ふき取り化粧水」「柔軟化粧水」「収れん化粧水」の3つに分類されます。
ふき取り化粧水は、余分な角質を取り除き、後に使用する保湿剤の効果を高める役割があります。一方で、柔軟化粧水は肌に潤いを与えて、きめ細かい肌を作る働きがあり、収れん化粧水は、毛穴を引き締めて過剰な皮脂の分泌を抑える作用があります。
こうした化粧水の中でも、柔軟化粧水はしっかりと肌に浸透させて良いものです。
それに対して、ふき取り化粧水には「ピーリング効果」や消毒効果がある商品がほとんどです。そのため、過剰に塗りすぎると、かぶれたり炎症を起こしたりする可能性があります。
また、収れん化粧水は、乾燥肌の人が過剰に使用すると、さらに乾燥肌を強めてしまう可能性があります。
このように、化粧水は肌の状態と種類によって使い分けることが大切になります。「化粧水はしっかりと塗った方が良い」という誤った認識をしていると、スキンケアのために使っている化粧水が、逆に肌荒れを起こす原因となる可能性があることを理解しておいてください。
白色ワセリンによる肌ケア
化粧水は、使い方を間違うと肌荒れを引き起こすきっかけとなります。また、寝不足やストレス、食事の乱れなどによって、肌がひどく荒れることもあります。
そのような場合、多くの人は「もっとスキンケアをしっかり行わなければ」と思い、たくさんの化粧品を使用する傾向にあります。しかし実際には、肌荒れ時には逆にスキンケアを中止することが大切なときもあります。
肌荒れ時には、肌が刺激を受けすぎている状態であることがほとんどです。そのため、肌荒れ時に多くの美容成分を含んでいる化粧品を利用すると、肌に対して、さらに過剰な刺激を与えることになります。その結果、さらに肌荒れが悪化することにつながります。
そうしたことを避けるために、化粧品の使用を中止して、肌を休ませることが大切になります。
その際には、全く何もスキンケアを行わないのではなく、「白色ワセリン」を使ったケアを行うようにしてください。白色ワセリンは、肌への刺激がほとんどない保湿剤です。
肌荒れ時に白色ワセリンを使用することは、肌の乾燥を防ぐだけでなく、外部からの刺激をシャットダウンしてくれます。
このように、肌荒れが強い場合には、使っている化粧水の使用を中止することが必要な場合があります。そしてそのときは、白色ワセリンを利用したスキンケアがお勧めです。
シートパックを使って化粧品の効果を高める方法
MLMの化粧品には高品質な製品が多く、使用者の多くは肌荒れの改善を実感しています。ただ、そうしたMLM化粧品の効果をさらに高める方法があります。
そこで以下に、「シートパックを使って化粧品の効果を高める方法」について解説します。
シートパックの効果を高める方法
化粧品の効果を高めるために、「シートパック」を利用している人は少なくありません。シートパックとは、顔にシートをつけることで、肌の保湿や美白効果を狙うものです。
シートパックは、値段が安い上に肌への効果が非常に高い商品です。ある研究では、「毎日高級美容液を使ってスキンケアを行うよりも、シートパックを使用したほうが乾燥による小ジワの発生を防いだ」と報告されています。
ただ、シートパックは正しい使い方をして、はじめて効果を発揮することになります。
例えば、「シートパックはできるだけ長い時間、肌にのせておくと、その分だけ高い効果を得ることができる」と考えている人は少なくありません。しかし実際には、パッケージに記載された時間より長くシートパックを使用すると、逆に肌の乾燥を招くことになります。
しっとりしているシートパックは保湿効果がありますが、時間が経って乾いたシートパックは、逆に肌から水分を奪ってしまいます。
そうしたことを避けるためにも、シートパックは長くのせすぎないようにすることが大切です。
またシートパックは、「ラップ」を使用することで、さらに保湿効果を高めることができます。具体的な方法は、シートパックの上から、鼻部分を除いた部分にラップを貼るだけです。
それだけでシートパックが密封されて、シートパックの美容成分が肌に効率的に吸収されることになります。その結果、短い時間でシートパックの効果を得ることができます。
他にも、シートパックの上から乳液を塗ることも、シートパックの効果を高めます。乳液の油分がシートパックの水分蒸発を防ぎ、肌の潤いを補ってくれます。
このように、シートパックは「ラップを貼る」「乳液を塗る」という2つの方法を行うことで、さらに高い効果を得ることができるようになります。
シートパックの効果が高まる時間帯
シートパックの効果を高めるためには、正しい使い方をすることが大切です。
また、シートパックをする「時間帯」を意識することで、さらにシートパックの効果を高めることができます。
シートパックを行う時間帯は、入浴後や寝る前、朝など、人それぞれ異なります。ただ、シートパックの効果を最大限に得るためには、入浴直後にシートパックを行う必要があります。
入浴直後は、角質のバリア機能が弱まっている上に、洗顔によって皮脂も洗い流されているため、美容成分が肌に吸収されやすい状態になっています。また、入浴直後は、浴室で潤った肌が一気に乾燥しやすい時間帯でもあります。シートパックは、そうした乾燥を防ぐ効果もあります。
このような理由から、入浴直後はシートパックの効果が最大限発揮される時間帯だといえます。
しかし、注意しなければいけないことは、入浴「直後」だということです。具体的には、入浴後10分以内でないと、シートパックの効果は発揮されません。
既に述べたように、入浴後はすぐに肌の乾燥が始まります。そのため、入浴後に着替えた後ではなく、お風呂から出る前にシートパックをすることが大切です。そして、その状態で体を拭いたり、髪を乾かしたりするようにすると、シートパックの効果を最大限に得ることができます。
今回述べたように、ネットワークビジネスで販売されている化粧品の多くは、高品質な製品です。ただ、使い方を間違えると肌荒れの原因となります。
化粧品に関する正しい知識を持つことで、MLM化粧品の効果をより高めることができるようになります。
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