ネズミ講とネットワークビジネスの違いを明確に理解する

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ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を行っていると、ネットワークビジネスをしていない人から必ずといっていいほど受ける質問があります。それは、「ネットワークビジネスとネズミ講って何が違うの?」というものです。

ネットワークビジネスに対してネガティブなイメージをもっている人の多くは、ネットワークビジネスを違法であるネズミ講と同じだと考えています。

しかし実際には、ネットワークビジネスとネズミ講は全く違います。そもそも、ネズミ講は違法であるのに対して、ネットワークビジネスは法律で明記されている合法的なビジネスです。

ネットワークビジネスを行なう上でネズミ講の定義を知り、ネットワークビジネスとの違いを明確に説明できることは必要不可欠です。

そこで今回は、「ネズミ講とネットワークビジネスの違い」について解説します。

ネズミ講とネットワークビジネスにおける3つの違い

ネットワークビジネスを行なっていると、必ずといっていいほど「ネズミ講とネットワークビジネスの違い」を尋ねられることになります。そのため、ネズミ講とネットワークビジネスの違いを明確に理解しておく必要があります。

ネズミ講とネットワークビジネスでは、大きく3つの違いがあります。そして、その3つの特徴がネズミ講の定義にも当たります。

そこで、ネズミ講とネットワークビジネスの3つの違いについて、それぞれを比較しながら解説します。

製品流通

ネズミ講における特徴の1つとして、「製品流通がない」ということが挙げられます。

例えば、「仮想通貨」や「未公開株」といったような、現実に存在していない金融商品などを餌にして、会員数を増やします。

ただ、実際に商品は存在しないため、当然ながら製品の流通は起こりません。そのため、会員から集めた出資金を配分していくことになります。

一方でネットワークビジネスでは、必ず製品流通があります。そもそもネットワークビジネスは、商品の流通を促すための「マーケティング手法」の1つです。製品が流通したことによって生まれた売上をメンバーに還元します。

製品流通の実績によって報酬が支払われるため、誰でも平等に成功できるということもネットワークビジネスの特徴です。

愛用者の存在

ネズミ講には、製品流通が全く起こっていないこともありますが、表面的に商品を流通させている場合もあります。それは、販売する製品が全くないと、会員への勧誘時に疑われるためです。

ただ、ネズミ講の場合には、商品が存在しても愛用者がいません。ネズミ講で扱う製品は製品流通を表面的に見せるためだけに用意したものなので、質の良い商品は生まれません。

また、商品の流通ではなく、会員を増やすことだけに重きが置かれるため、愛用者が生まれることはありません。

一方でネットワークビジネスは、主催会社は「良質の商品を消費者に流通させること」に重きを置いています。そのため、販売している製品には高品質なものが多く、愛用している人がたくさんいます。

そして、愛用者の口コミによって製品の流通が促されることになります。

法律

ネズミ講は「無限連鎖講」と呼ばれる犯罪行為です。ネズミ講を目的とした組織は、運営することや開設することはもちろんのこと、一切の関与が「無限連鎖講防止法」によって明確に禁止されています。

一方でネットワークビジネスは、特定商取引法によって「連鎖販売取引」と定められている、合法的な販売形態です。つまり、特定商取引法に従ってビジネスを行う限りは合法であるため、取り締まられることはありません。

具体的には、「物品の販売または有償で行う役務の提供の事業」や「特定利益が得られると誘引し、特定負担を伴う取引」などと定義されています。

ネズミ講の3つのタイプ

ネットワークビジネスを行なう上で、ネズミ講の定義や特徴、誘い文句を理解しておくことは重要です。そして、ネズミ講について理解するためには、ネズミ講の代表的な3つの仕組みを学ぶことが有効です。

ネズミ講には、大きく分けて「金銭配当型」「製品介在型」「投資詐欺型」という3つのタイプがあります。

金銭配当型

金銭配当型とは、多くの人がネズミ講と理解している典型的な手口になります。

金銭配当型の手口を使った代表的なネズミ講には、「親しき友の会」や「相互経済協力会」といった組織を運営した「天下一家の会」が挙げられます。天下一家の会は、約112万人の被害者と、1900億円もの被害をもたらしました。

こうした金銭配当型の特徴は、「商品などがないにも関わらずお金だけが徴収されていく」ということです。

例えば、あなたが金銭配当型のネズミ講に入会したとします。そうすると、まず初めに本部へ入会金を支払うことになります。また、それとは別に組織の5代上の人にもお金を払います。

同じように、あなたが知人を誘って入会すると、知人は本部への入会金とは別に、組織内で5代上の立場にある人に対してお金を支払うことになります。そして、あなたも含めて全ての人が4人ずつ行っていくと、あなたの下が5代できたときに、あなたは1024人(4人の5乗)からお金をもらえることができるようになります。

このように、ただメンバーを増やしていくだけで、何もせずにお金を儲けることができる仕組みが金銭配当型のネズミ講になります。

ただ、こうした金銭配当型のネズミ講は必ず限界を迎えます。例えば、先ほど挙げた例でいうと、14代目までいくと、日本の人口を超えてしまうため組織が破綻します。

製品介在型

ネズミ講の大きな特徴として、前述の通り「販売する商品が存在しない」ということが挙げられます。

ただそうなると、法律違反になったり、勧誘時に怪しまれたりしてしまうため、二束三文の製品を作って、あたかもネットワークビジネスのように見せかけたネズミ講が行われるようになりました。そのようなタイプのネズミ講を「製品介在型」といいます。

製品介在型の代表的な例としては、「APOジャパン」「日本ホリディマジック」「ジェッカーチェーン」などが挙げられます。

こうした製品介在型のネズミ講は、商品は存在するけれども、製品が「高額で無価値なもの」であるという特徴があります。製品介在型のネズミ講は、ネットワークビジネスに似ており、騙される人が多いため十分に注意する必要があります。

投資詐欺型

ネズミ講の中には、仮想通貨や未公開株、オンラインサイトといった実態のないものを使ってお金を集めるタイプのものがあります。そのようなタイプのネズミ講を「投資詐欺型」といいます。

投資詐欺型の代表的なものとしては、「エル・アンド・ジー」が挙げられます。

こうした投資詐欺型のネズミ講は、保証金や協力金といった形でお金を集めて、実態のない類似通貨などを発行します。そして、そうした類似通貨は、使える店舗がほとんどなかったり、全く使えなかったりします。

また、投資詐欺型のネズミ講の特徴として、ある程度お金が集まった時点で「システムに不具合が生じた」などの理由で、いきなりサイトが閉鎖されます。つまり、「悪事がばれる前に逃げる」ということです。

ネズミ講の誘い文句

ネットワークビジネスとネズミ講の違いを理解しておくことは、勧誘を上手く行ってネットワークビジネスで成功するためだけではなく、あなた自身の身を守ることにもつながります。

ネズミ講は「無限連鎖講」と呼ばれる犯罪行為です。そして、ネズミ講を目的に組織を開設や運営することはもちろんのこと、知らずに関与するだけでも、法を犯すことになります。そのため、もしネットワークビジネスとネズミ講の違いを理解しておかないと、「知らないうちにネズミ講に加担していた」という事態になりかねません。

そこで、以下にネズミ講に特有の「誘い文句」の例を記します。

・楽して儲かる話があります

・あなたの資産を運用します

・組織が商品販売を代行します

・このファンドを買うと莫大な利益を得られます

・オンラインカジノに登録して人を紹介すれば儲かる

・今投資すれば必ず儲かる

・物を売るのは時代遅れです

・今○○円投資すれば、△年後には□□円になります

以上のような勧誘トークは、ネズミ講に特有のものになります。そのため、こうした誘い文句で勧誘された場合には十分注意するようにしてください。

今回述べたように、ネズミ講とネットワークビジネスでは、特に「製品流通」「愛用者の存在」「法律」という3点で大きな違いがあります。これらの違いはネズミ講の定義ともいえるものですので、必ず押さえておくようにしてください。

ネットワークビジネスを行なう際には、このようなネズミ講とネットワークビジネスの違いを必ず明確に説明できるようにしておくことが大切です。

なぜ、アカデミーチームで成功者が続出するのか

自分の金儲けのために人を勧誘したり、商品を売ったりするのがネットワークビジネスではありません。自信をもって紹介できる製品を口コミによって広げ、困っている人を高品質の商品によって助けるのが本来のネットワークビジネスです。

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