ネットワークビジネス（MLM：マルチレベルマーケティング）を行っている人には健康を意識して生活している人が多くいます。中でも、サプリメントや健康食品を販売している人には、病気などに関して詳しく勉強しいている人がたくさんいます。
そのため、ネットワークビジネスに参加すると、健康について考える機会が多くなります。
特に、食事が体へ与える影響は、多くの人が意識していることです。その中でも、食品に含まれる食品添加物や農薬の問題は、一般的にも知られているものです。
こうしたことから、食品添加物や農薬が体に与える影響を学んでおくことは大切です。
そこで今回は、「農薬が体へ与える影響」について解説します。
日本で使用されている農薬
日本は、世界の中でも食品が安全な国であるように思われています。しかし実際には、「国産」である商品すべてのものに関して、質が高いかというとそうではありません。
特に野菜に関しては、日本の農薬使用量は韓国と並んで世界トップクラスです。
日本で使用されている農薬は、主に「グリホサート系（ラウンドアップなど）」「有機リン類」「ネオニコチノイド類」の3つになります。
ラウンドアップは2002年に日本へ輸入された農薬であり、「モンサント社」が開発した除草剤です。日本では普通に販売されていますが、デンマークやスリランカ、オランダ、ブラジルなどでは使用が禁止されているものです。
有機リン類は、戦後から殺虫効果が高い農薬として使用されていました。しかし、人体への悪影響が強く、「有機リン剤中毒」を引き起こす可能性があるとして問題となっています。
そして、そうした有機リン類に代わって開発されたのがネオニコチノイド類の農薬です。ただ、ネオニコチノイド類の農薬も、ミツバチなどの生態系を壊す原因になっているとして、海外では禁止にされている国もあります。
このように日本では、海外で禁止されているような農薬が大量に使われています。当然、そうした農薬を使用して作られた野菜や果物には、その影響が及んでいる可能性があります。
さらに、農薬の影響によって食品自体の栄養素が失われていることも指摘されています。
多くの人は、「日本産の野菜や果物は安全」と考えています。しかし、こうした現状を考えると、国産の食品はむしろ危険であるといっても過言ではありません。
農薬が体へ与える影響
日本は、世界でも農薬の使用量がトップクラスです。そして、海外では危険性が高く禁止にされているような農薬を大量に使用しています。
既に述べたように、日本では主に。グリホサート系と有機リン類、ネオニコチノイド類の3つの農薬が使用されています。以下にそれぞれが体に与える影響について解説します。
グリホサート系（ラウンドアップ）
ラウンドアップは、体へのさまざまな有害性がいわれています。その中でも、WHO（世界保健機関）の専門組織であるIARC（国際がん研究機関）によって、ラウンドアップは「発がん性が疑われる」分室に分類されています。
またその他にも、胎児の発達に成長を及ぼす可能性が高いこともいわれています。
有機リン類
有機リン類は、神経系と呼吸器系に対する毒性が強く、中毒症状として「有機リン剤中毒」は有名です。有機リン剤中毒は、その名の通り、有機リンが体内へ入ると起こる問題です。
初期症状では、発汗やよだれ、縮瞳、筋攣縮（けいれん）などが起こります。そして、病態が重くなると徐脈（じょみゃく）や呼吸困難、こん睡状態となり、最終的には死にいたる可能性があります。
ネオニコチノイド類
ネオニコチノイド類は、人間の神経系に大きく作用することが明らかになっています。ネオニコチノイド農薬は、主に空気や食べ物から体内に入り、神経系に悪影響を及ぼします。
一定以上の量が体内へ入ると、血圧や心拍数の急上昇、痙攣（けいれん）、めまい、意識障害など、さまざまな症状が出現します。
また、少量ずつの摂取であっても慢性的になると、全身倦怠感や頭痛、ふるえ、睡眠障害、肩こりなどの「亜急性中毒」と呼ばれるような症状が認められます。
このように、日本で大量に使われている農薬は、人体へさまざまな悪影響を与える可能性があります。こうした事実を理解した上で、普段使用する野菜や果物について考えなければいけません。
今回述べたように、日本は世界でもトップクラスに農薬を使用する国です。そして、日本が主に使っている3つの農薬には、それぞれ人体へ悪影響を与えるような作用があります。
こうしたことから、食事が体へ与える影響を考える際には、こうした農薬の問題も考慮しなければいけないといえます。
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