ネットワークビジネス（MLM：マルチレベルマーケティング）では、1年の目標を立てて行動することが大切です。例えば、「今年中にフロントを○○人作る」「12月までにMLMだけで月収を30万円超える」といったように、それぞれの夢や目標を掲げます。
そして、ネットワークビジネスで成功している人は、自分が立てた目標に対して、「何が何でも絶対達成する」「目標を超えられないなんて考えられない」という強い気持ちを持っています。
その一方で、ネットワークビジネスが上手くいかない人は、「目標が達成できればいいな……」「もし今年ダメでも来年頑張ればいいや……」という思考をします。ただ、これでは夢を叶えることもできませんし、ネットワークビジネスで成功することもありません。
そして、ネットワークビジネスの成功者が持つ、こうした目標に対する思考は、「子どものおもちゃに対する執着心」と同じです。
そのため、あなたも子どもが持つ「欲しいものに対する強い気持ち」を見習うことで、目標を達成でき、結果的にネットワークビジネスで成功できる可能性が高くなります。
そこで今回は、「子どもの執着心から考えるMLMで成功を引き寄せる思考」について解説します。
もくじ
子どもは欲しいものをどうにかして手に入れようとする
ネットワークビジネスを行う中で、多くの人は年の初めである1月にその年の目標を立てます。そして、目標を来年の1月までに達成するための計画を立てて行動します。
このとき、あなたはどれほど目標を達成することに対して強い気持ちを持っているでしょうか。
ネットワークビジネスで成功している人は、自分の夢に対して、あなたが想像している以上の執着心を持っています。それは、子どもが持っている「欲しいおもちゃへの粘着力」と同じようなものです。
例えば、おもちゃ屋さんやスーパーなどで、欲しいものがあったとき、子どもは目的の物を買ってもらえないとなったら、泣き叫んだり駄々をこねたりします。そして、どうにかして自分が欲しいおもちゃやお菓子を手に入れようとします。
子どもがいる人は想像できると思いますが、このときの子どもの執着心は、驚くほど強いです。
子どもは、欲しいものを買ってもらうことに対して一直線であり、「今すぐ欲しい！」「絶対買ってもらう！」という強い気持ちを持っています。
そうではなく、「今回はダメでもいつかお父さんが買ってくれるだろう……」と考える子どもいないはずです。また、「来年のクリスマスには買ってくれるだろう」「勉強頑張っていれば手に入るだろう」というような思考は、子どもにはありません。
このように子どもは、自分が欲しいことや、やりたいことに対して強い執着心を持っています。ネットワークビジネスで成功するためには、こうした一見すると親にとっては迷惑であるように感じられる「子どものおもちゃに対する粘着力」を見習わなければいけません。
大人になると目標に対する執着心がなくなる
子どもは、欲しいものに対して「どうにかして手に入れる」という強い気持ちを持って行動します。ネットワークビジネスの成功者も、目標に対して子どもと同じような思考をしています。
その一方で、ネットワークビジネスで上手くいかない人は、子どものような強い執着心を持っていません。
大人になると、欲しいものが手に入らなくても「まぁしょうがないか」というように、あっさり諦める人が増えます。いわゆる「大人の考え」をしてしまっている人がほとんどです。
確かに、大人が子どものように欲しいものが手に入らないときに、泣き叫んだり駄々をこねたりする行動は問題です。しかし、目標に対しては、子どもと同じくらいの執着心を持たなければいけません。
また、そうした大人の考えが染みついている人は、できなかったことに対して「諦めの言い訳」を作ってしまいます。
例えば、今年の1月に立てた目標があり、12月になっても全く目標を達成できそうにない状況にあったとします。そうした際に、「今年は忙しかったし、来年頑張ればいいか」「子どものイベントが多かったから、今年は目標を達成できないのもしょうがない」といったように言い訳を考えるようになります。
そして、結果的にいつまで経っても目標を達成できずに、ネットワークビジネスも上手くいかなくなります。
このように多くの人は、社会生活に適応していく中で、「物事に対してあっさり諦める」という「大人の対応」を行うようになっています。確かに社会で生活していくためには、そうした能力も必要です。
ただ、ネットワークビジネスで成功するためには、こうした大人の対応ではなく「目標に対しては子どものような執着心を持っていなければいけない」ということを理解しておいてください。
目標に対する執着心を確認する
ネットワークビジネスで成功するためには、子どもが「絶対おもちゃを買ってもらう！」「どうにかして今日買ってもらう！」と考えているように、「絶対目標を達成する」「必ず今年中に夢を叶える」という強い気持ちを持つことが重要です。
では実際に、あなたの夢や目標を書いてみてください。まずは、今年中に一番達成したいことを1つ挙げてみましょう。
そして、もし今書いた目標や夢が叶わなかったときに、どれくらいショックを受けるかを想像してみてください。子どもが泣き叫んだり駄々をこねたりするくらい、あなたは目標が達成できなかったことに対してもどかしさを感じるでしょうか。
このように、「もし立てた目標を達成できなかったときにどう感じるだろうか？」というようなシミュレーションを行うことで、あなたが目標に対して「どれほど強い気持ちを持っているか？」ということを再確認することができます。
例えば、夢を叶えられなかったときのことをイメージしたときに、「いてもたってもいられないような気持ち」になった人は、目標を達成することに対して強い執着心を持っているといえます。その一方で、「何にも感じない」という人は、まだまだ目標に対する気持ちが弱過ぎます。
成功者は、目標に対して大人のような思考ではなく、子ども、もしくは子ども以上の執着心を持っています。そのため、自分が夢を叶えられなかったときのことをイメージすると、発狂してしまうくらいの状況になります。
例えば、1年の目標を立てて12月に全く目標が達成できそうにないような状態にあると、「私はこの一年一体何をしていたのだ！」「無駄な一年だった！」というように、どうしようもない気持ちになります。
このように、今年1年の目標を書いて、それを達成できなかったときを想像することで、あなたの目標に対する執着心を確認することができます。
楽観主義と悲観主義を使い分ける
ネットワークビジネスで成功するためには、基本的に楽観主義でいることが大切です。いわゆる「ポジティブ思考」をすることで、ビジネスは上手くいくようになります。
例えば、アポ取りが上手くいかなったときには、「今回の失敗を次のアポ取りに生かそう」というようにポジティブに考えます。そうすることで、どんどん行動できるようになり、結果的に多くのアポを取れるようになります。
このように、終わったことに対しては楽観的に捉えることが大切です。その一方で、未来に対しては悲観的に考えることが役立つ場合もあります。
例えば、今が1月や2月といった年の初めだったとします。そのときに、先ほどと同じように「12月に目標を達成できそうにない状況にある自分」を想像してみてください。つまり、上手くいっていない悲観的な状況をイメージします。
そして、このように目標を達成できなかったという最悪の事態を想定したときに、「なぜそうした状況になったのか？」「なぜ自分は目標を達成できなかったのか？」ということを突き詰めていきます。
そうすると、「自分自身の見積もりが足りなかった」「行動が少なかった」というように、自分が目標を達成できない原因となる可能性があるものをリストアップすることができます。そして、実際にそうならないように実践することで、目標を超えることができるようになります。
つまり、「目標が達成できなかった」という悲観的な未来を想像することで、「あなたが今から行うべきこと」をはっきりさせることができます。
またこうした考え方は、目標に関することだけではなくアポ取りでも同じように利用できます。実際に私は、アポ取りを行う前には悲観的な未来をイメージするようにしています。
例えば、アポ取りを行ったときに、相手に「ノー」と返された場面をイメージします。そして、なぜ相手が拒否反応を示すのかを考えて、それに対する対策を立てます。またさらに、新たに立てた反論処理を使ってもダメだった場合を想像して、同じように「断られるのは何が原因か？」ということを考えます。
断られる原因を追究する重要性
このように、ずっと断られる原因を追求していくことで、相手からどのような反論がきても落ち着いてスムーズに対応できるようになります。
そして、こうした未来に対する悲観的なシミュレーションは、ソフトバンク社長である孫正義氏も実践していることです。
以上のように、一見するとあまり良いことではないように思えるネガティブ思考も、考え方によっては有益なものとなります。12月に目標が達成していない最悪の状況を想像してその原因を探ることで、あなたが今から行うべき行動が見えてくるはずです。
今回述べたように、ネットワークビジネスで成功するためには、目標に対して「子どもがおもちゃをねだるときの執着心」を持つことが大切です。
ネットワークビジネスの成功者は、子どもがおもちゃに対して持っているのと同じように、「絶対夢を叶える」「目標が達成できないなんて考えられない」というように、目標に対する強い粘着力を持っています。
あなたも目標に対して、子どものおもちゃに対する執着心と同じくらい強い気持ちを持つことで、ネットワークビジネスで成功することができるようになります。
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