ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)では、アポイント取りや商品・ビジネスの説明、チーム生の教育など、人と話す場面が多くあります。
そうした中で、適切な話術を学んで実践することは非常に有意義だといえます。
そこで今回は、「ネットワークビジネスで成果を出すトークテクニック」について解説します。
もくじ
穏やかに話す重要性
人と話をするときのポイントの1つに「穏やかに話す」ということが挙げられます。穏やかに話すことで、相手からの共感を得やすくなり、話を有利に進めることができるようになります。
また若い人や女性などは、どうしても相手から「頼りない」と感じられやすいものです。しかし、穏やかにゆっくり話すことで、そうした「頼りなさ」を感じさせなくすることができ、相手からの信頼を高めることにつながります。
このように、ネットワークビジネスにおいて「穏やかに話す」ということは非常に重要になります。
そこで以下に、「穏やかに話すことの重要性」について解説します。
穏やかに話すと友情が芽生える
人間は、本来「人より優位な立場にいたい」「自分は重要な人物でありたい」という願望があります。そのため、人と意見の相違が生じた際には、強い口調で議論を行って、相手を打ち負かそうとする人が少なくありません。
ただ実際には、そうした強い口調で相手に物を申しても、あなたは優越感を得られるだけです。
ネットワークビジネスに限らず、相手と交渉をしたいと思ったときには、議論を行って相手を打ち負かしても事は上手く進みません。たとえ、強い口調であなたの意見が正しいことを主張して議論に勝ったとしても、相手はあなたが思ったように行動してくれません。
こうした際には、強い口調で相手を説得するのではなく、穏やかに話して共感を得ることが大切です。相手をあなたの考えに共感させることで、自然と事は上手く進みます。
例えば、あなたは洋服屋さんで服を購入したいと考えています。ただ、欲しい服は値段が少し高くて買えません。そこであなたは値引きの交渉に入ります。
そのときに、店員に対して「この服はボタンの部分が少し解れているから安くしてください」「他ではもう少し安く売ってあるから安くしてください」というように、商品や店のマイナス面を指摘して値下げを交渉しても上手くいきません。
そうではなく、値下げのことから話さずに「デザインが良い商品が多いですね」「店の雰囲気が良いですね」というように、相手の長所を見つけて穏やかに話しかけます。そうすると、店員はあなたが「自分のことを理解してくれている」と思い、あなたに対して好感を持ちます。
こうした、最初に相手との共感を生み出して、その後で「特にこの服のデザインが気に入っているのですが、少し手持ちのお金では買えそうにありません」と話をすると、自然と店員から値段を引いてくれる可能性が高くなります。
このように、相手と交渉する際に重要なことは、はじめに相手との共感を生むことです。そしてそのためには、「穏やかに話しかける」ということがポイントになります。
穏やかに話すことで信頼感を生む
穏やかに話しかけることで、相手からの共感を得やすくなり、交渉がスムーズに進むようになります。また穏やかに話すことは、あなたの話の信頼性を高めることになります。
例えば、あなたがビジネスの話を聞く際に、「50代の男性で、高級感のあるスーツを着た人」と「茶髪で20代、ジーパンにサンダルの格好をした若者」が話すのでは、どちらを信頼しやすいでしょうか。多くの人は、前者を選ぶと思います。
このように、見た目はその人の信頼性に大きく影響します。そのため、どうしても若者や女性は、相手に「頼りなさ」を感じさせてしまい、信頼を得にくい傾向にあります。
そうした際に、女性や若者であっても、落ち着いて穏やかに話すことで相手からの信頼を得やすくなります。
当然ですが、自信なくあくせく話をされるよりは、自信を持って穏やかに落ち着いて話をしてくれる人の方が信頼できると感じます。
このように、相手から信頼感を得るためには見た目の影響は大きいです。ただ、見た目だけでなはなく、話し方も信頼してもらうためには非常に重要になります。自信を持って穏やかに話すことで、相手に信頼してもらうことができるようになります。
議論を避ける
ネットワークビジネスを行っていると、他人と意見が分かれる場面が多々あります。
例えば、友人をネットワークビジネスへ誘おうとしたときに、「ネットワークビジネスなんて違法ビジネスだ」と批判される人は少なくありません。また、商品を販売するときにも、製品の品質について否定的なことを言われることも多々あります。
そうした際に、多くの人は「議論」を行おうとします。ただ実際には、他人と議論することは結果的には何も生み出さず、あなたにとってマイナスにしかなりません。
議論が生じそうになったときには、「議論を避ける」ということが最も適切な選択になります。そうすることで、あなたはその人との人間関係を崩すことを避けられるだけでなく、結果的に相手はあなたの協力者になってくれます。
こうしたことからネットワークビジネスでは、「議論を避ける」ということがとても重要になります。
そこで以下に「議論を避ける重要性」について解説します。
議論を行う弊害
人という生き物は、生まれながらにして「自分は重要な人物でありたい」という願望があります。また、「他人よりも優れた存在でいたい」と考える傾向にあります。
そうしたことから、人は他人が自分の考えと違った言動をしていると、議論して相手に間違いを認めさせようとします。
例えば、あなたがネットワークビジネスを始めて、非常にすばらしいビジネスだと感じているとします。しかしそのことを友人に話すと、「そんな怪しいビジネスはやめておけ」と真っ向から批判されます。
こうした場合、ほとんどの人は、相手に対してネットワークビジネスの素晴らしさを理解させようと議論を始めます。
ただ実際には、そうした議論や説得は、ほとんどの場合がお互いに納得しないまま終わります。それどころか議論することで、双方共に「自分の考えが正しい」ということをより強く確信させることがほとんどです。
また、例え議論の結果として相手の意見を潰して説得しても、相手は劣等感を感じて自尊心を傷つけられることになります。
そして結局、相手は議論で負けたとしても、あなたの考えに納得することはありません。つまり、「人は議論で打ち負かされたとしても、決して自分の意見を変えることはない」といえます。
このように、議論を行うことは決して誰にとっても有益なことにはなりません。
議論を避けることが唯一議論に勝つ方法である
人は、自己の重要感や優越感を満たしたいという願望を持っています。そのため、相手と意見が分かれた場合、ほとんどの人は他人と議論することを好みます。
しかし、他人と議論することは、誰にとってもプラスにはなりません。それどころか、お互いの人間関係を悪化させるきっかけとなる可能性が非常に高くなります。
ネットワークビジネスに限らず、ビジネスで成功するために必要なことは、人間関係を構築して信頼を得ることです。そうすることで、商品は売れ、ビジネスを一緒に行う仲間も増えます。
議論を行うことは、人間関係を壊し、相手からのあなたに対する信頼を失うことにしかつながりません。
こうしたことから、相手と意見の不一致が起こった際には、議論を行うのではなく、議論することを避けるようにすることが大切です。議論が起こりそうになったときには、常に相手の正しいところを見つける努力を行い、相手を認めることに努めるようにしてください。
議論を避けることが、相手の信頼を勝ち取ることにつながり、結果的に議論で勝つことになります。
相手と議論を行うことは、例えるなら、道で野良犬と遭遇したときに道を譲らずに嚊みつかれることと同じです。そうなるのであれば、最初から相手に道を譲った方が賢明だということは明らかです。
ただ、こうしたことは簡単にできるわけではありません。そのため、以下のことに注意しながら人と接することで議論を避けることができるようになります。
・他人と意見の不一致が起こることは当然であると考える
・まずは相手が言うことに耳を傾ける
・相手と意見が一致することを見つける
・反論することで起こる結果を考える
・相手が反対することは、興味があるためであると考える
このように考えることで、相手と意見の不一致が起こった際にも、議論を避けることができます。そしてこのように議論を避けることが、唯一議論で勝つための方法だということを理解しておいてください。
相手に重要感を持たせる
ネットワークビジネスで成功するためには、「人を動かす力」が大切になります。
例えば、商品やビジネスモデルを紹介するときは、相手に製品の購入や、ネットワークビジネスへの参加という行動を起こさせる必要があります。
また、あなたのチームメンバーに対しても、ビジネス活動を積極的に行ってもらうように工夫しなければいけません。その結果、あなたはネットワークビジネスで大きな成果を出すことができるようになります。
このようにネットワークビジネスで成功するためには、「人を動かす」ということが非常に重要になります。
そして、人を動かすためのポイントの一つに「相手に重要感を持たせる」ということがあります。人であれば誰であっても、他人から良い評価を受けたいと思っているのが当然です。そうした人間の心理を理解することで、人を動かすことができるようになります。
そこで以下に、「MLMで相手に重要感を持たせることの大切さ」について解説します。
人は誰でも褒められたい
ネットワークビジネスでは、さまざまな場面において、人に行動させることが重要になります。商品やビジネスモデルを紹介する際やチーム生にもっと活動して商品の流通を多くしたいと考えたときには、あなたは相手に行動させるように働きかけなければいけません。
例えば、一般的な会社であれば、部下に仕事をさせたいときに上司はどのような行動をとるでしょうか。おそらく多くの場合、部下を叱咤することで仕事をさせようとします。
しかし実際には、叱咤することでは部下を動かすことはできません。確かに、上司から怒られることの恐怖感などによって一時的には仕事を頑張るようになるかもしれません。ただそうした行動は、長続きしない上に高いモチベーションで仕事をすることができないため、仕事の質も低くなります。
こうした場合、上手く部下にやる気を持って行動させるためには、叱咤することではなく、褒めることが重要になります。
人は誰であっても、「叱られるより褒められる方が嬉しい」ということは直感的に理解できると思います。そして、人は自分が行った行動を褒められると「自分は重要な人間なのだ」と感じ、自己の重要感を満足させることになります。その結果、前向きな行動が起こります。
例えば、ネットワークビジネスいえば、あなたのダウンラインが、アポ取りで上手くいかずに悩んでいたとします。
そうした場合には、「もっと頑張らないとビジネスで成功することができないぞ」と叱咤するよりは、「アポ取りの件数は上がっていないけど頑張って活動しているね。○○のそうした行動が他のみんなのモチベーションにつながっているから助かるよ」というように、ダウンラインの行動を褒める方が効果的です。
そうすることで、ダウンラインは「自分の行動が人の役に立っている」と感じて、さらに積極的に活動するようになります。
ネットワークビジネスに限ったことではありませんが、相手を行動させるためには、相手を褒めて「自己重要感を満足させる」ということが大切になります。
お世辞ではなく、率直で素直な評価
人を動かすためのポイントの一つとして「相手に重要感を持たせる」ということが挙げられます。具体的には、相手を褒めて「人の役に立っている」と感じさせることで、その人は自然と行動するようになります。
人は誰であっても、「誰かの役に立っている」ということが行動の原動力になります。そして、あなたの声掛け一つで、そうした原動力を作り出すことができます。
ただそうはいっても、お世辞でもいいから褒めればいいのかというと、そうではありません。相手に重要感を持たせる際のポイントは、「素直で誠実な評価を与える」ということです。
人間はどんな言葉を使っても、本心を偽ることはできません。そのため、心からあなたが思っていることではなく、お世辞を言ってしまうと、相手にもそのことが伝わってしまいます。その結果、相手は自己重要感を感じることができないため、行動につながりません。
人を動かすために大切なことは、素直で率直な評価を行うことです。人は、自己評価にピッタリ合うような言葉を言われることで行動します。
そのため、相手を褒める際には、あなたが心のそこから感じていることで、なおかつ相手の長所であることを伝えるようにしましょう。そうすることで、自然と人を行動させることができるようになります。
スピーカーとして成功する3つのポイント
また、皆さんは、成功者が前でスピーチをしている所を見て「あんな上手に話すのは私には絶対に無理だな」と感じたことは無いでしょうか?
ネットワークビジネスを始めるとき、「あんなに上手に話せるのか?」と不安になる人はたくさんいらっしゃいます。もちろん、スピーカーに感銘を受けて「自分でスタートしてみよう」と思う人もいますが、逆に「私には無理だな」と思ってしまう人もいるのです。
ビジネスをスタートして成功するまでの間に、必ずしもスピーカーをやらないといけない訳ではありません。ただ実際のところ、自分でセミナーを主催し、スピーカーとして前に立ったほうが、ビジネスでの成功が早くなります。
そうはいっても、「スピーカーはやってみたいけど、前に出て話せるのか」「失敗したらどうしよう」と不安に思っている人はいます。そこで、失敗しないスピーカーのコツについて説明したいと思います。
伝えたいことを3つに絞る
慣れていないスピーカーの方がやってしまう事のひとつに、「話したい事がまとまっていない」という事があります。特によく勉強されていて知識がある方ほど、沢山話したい事があり、話がまとまりません。
その結果、話が色んなところに飛んでしまい、聴いている人は「何を話したいのか」、あるいは「何を伝えたいのか」がよく分からなくなってしまいます。このような事態を避けるためには、あらかじめ話したい事を3つに絞っておきます。
それをノートやメモなどに書き出しておき、その3つをどの順番で話せば伝わりやすいかを考えて、話す順番を並べ替えます。そうやって、大まかな話の流れを決めてからスピーチに入るようにしておけば、話の軸がズレずに聴きやすいスピーチをすることができます。
例えば、「1.権利的収入の魅力と必要性」「2.なぜ、ネットワークビジネスなのか」「3.なぜ、この会社なのか」の3つについてスピーチするとします。この場合、この3つのテーマをノートなどに書き出します。
上記のように大まかなテーマを3つ書き出したら、それぞれをさらに3つに分けます。
例えば、「1.権利的収入の魅力と必要性」について話す場合、
「今後の日本経済と働き方について考えたときに、権利収入が魅力であり必要である」「病気や怪我などのリスクを考えたときに、権利収入が必要である」「時間と収入の両方を手にしたイメージをしたときに魅力である」の3つに話を分けるのです。
このように、話したい大まかな事3つを決めた後は、それぞれのテーマをさらに3つに分けます。
そうする事で自分が話したい内容をブレずに伝えられるようになります。
結論から話した上で、その理由を説明していく
スピーチには、大きく分けて2種類あります。ひとつは、「最後に結論を持ってくるもの」、もうひとつは、「最初に結論を述べてから、その後にその理由を説明していくもの」です。
どちらがやり易いかというと、多くの場合、「最初に結論を述べてから、その後に理由を説明していくスピーチ」の方がやり易いでしょう。
「最後に結論を持ってくるスピーチの仕方」は、かなり高度なスピーチ力や、人を惹き付けるユーモアが必要とされる場合が多く、スピーカー初心者にはあまり向きません。そのためスピーカー初心者には、「最初に結論を述べてから、その後に理由を説明していく方法」をオススメします。
それでは、実際にどのように話すのかというと、当前ながら「結論」を最初に述べます。
例えば、「今日、私が皆さんに伝えたい事は「なぜ多くの方にこのビジネスが選ばれるのか」についてです。そして、その内容には3つの理由があります」のような形になります。
もしこのとき、1つ目のコツに従ってスピーチする場合には、「今回お話しする事は、「権利的収入の魅力と必要性』「なぜ、ネットワークビジネスなのか」「なぜ、この会社なのか」の3つについてです。」のように、先に「結論」と、3つの話す内容を伝えるようにします。
そうする事により、聴いている人は全体の話の流れが掴みやすくなります。そして、スピーチの最後に「まとめ」を話すことで、伝えたい事が聴き手に伝わりやすくなります。そのため、スピーチは最初と最後が大切なのです。
反応の良い人に向かって話す
当然ですが、スピーカーをしていると、会場の皆さんの反応が気になります。人によっては、反応を気にするあまり、本来の自分のスピーチができなくなる可能性があります。しかし、聴き手の反応を気にしないように気をつけていても、全く気にしないでスピーチをする事はできません。
この場合、会場の「反応が良い人」数人だけに、話すようにする事が大切です。
このときのポイントは、「後ろの席にいる人」を選ぶことです。その理由は2つあります。1つ目は、前の席の人を選んでしまうと、後ろの席まで声が届かないからです。2つ目は、誰に向かって話しているのかがすぐに分かってしまうためです。
スピーチで大切な事は、会場全員に対して話しているように、聴き手に感じてもらう事です。そのためには、会場の「後ろの席にいる反応が良い人」に向けて話すのが良いのです。つまり、後ろの席の方に向かって話すことで自然と目線が上がり、聴き手からは全体に向かって話しているように見えるのです。
この様なポイントを押さえておくだけで、スピーカーで失敗する事はかなり少なくなります。そして、自分がスピーカーとして前に立つ事で、加速度的にグループを拡大していく事ができるようになるのです。
今回述べたように、穏やかに話すことと議論を避けることは、ネットワークビジネスで成果を出すためのポイントになります。
相手と話すときには、こうしたポイントを意識することで、ネットワークビジネスで成功することにつながります。また、以上に挙げた3点を注意すれば、スピーカーとして成功することができるようになります。
なぜ、アカデミーチームで成功者が続出するのか
自分の金儲けのために人を勧誘したり、商品を売ったりするのがネットワークビジネスではありません。自信をもって紹介できる製品を口コミによって広げ、困っている人を高品質の商品によって助けるのが本来のネットワークビジネスです。
アカデミーチームでは、こうしたビジネスでの原則はもちろんのこと、成功までの手順やチーム生の募集を含めてすべてのサポートを行っています。その結果、成功者が続出しています。
所属するチームが悪ければ、どれだけ頑張っても成功することはありません。あなたがネットワークビジネスで成果がでないのは、言葉は悪いですが教わっている人が悪いといえます。
そこでアカデミーチームでは、強引な勧誘はせず、社会貢献までを考えられる人だけチーム生として募集しています。感謝されるビジネスだけを行いたい人だけ、以下から申込みを行うようにしてください。