ネットワークビジネス（MLM：マルチレベルマーケティング）会社の中には、健康食品やサプリメントなどを販売している企業が多くあります。そうした健康食品やサプリメントは、人々の健康をサポートすることに役立っています。
そのため、ネットワークビジネスを行う際には、体の健康について関わる機会が多くなります。ビジネスに参加するには、ある程度の健康知識が必要になります。
そして、健康に関することの中でも、食品添加物に関する知識は、食事だけでなく、サプリメントを理解する上でも欠かせないものです。
そこで今回は、「食品添加物が体へ与える影響」について解説します。
食品添加物が体へ与える影響
普段食べている食品はもちろんのこと、サプリメントなどの健康をサポートする食品にも、食品添加物はたくさん含まれています。
そのため、健康を維持する上で食品添加物の体への作用を理解しておくことは重要です。
そこで以下に、食品添加物が体へ与える影響について記します。
食品添加物とは
体の健康に気を使っている人で、食品添加物を意識しない人はほとんどいません。また、健康にあまり注意していない人でも、食品添加物という言葉は聞いたことがあるはずです。
食品添加物とは、食品を作る際に添加されるものであり、食品を加工したり、保存したりする目的に使用されます。
例えば、スーパーに売られているパンが長期間腐らずに状態を保っているのは、「防腐剤」や「酸化防止剤」と呼ばれる食品添加物が添加されているためです。そうした添加物のおかげで、長い間悪くならずに保存することができます。
その他にも、カキ氷にかけるシロップなどは、赤や青、緑など、さまざまな色が付いています。シロップには、「着色料」と呼ばれる食品添加物が使われており、それによってシロップの鮮やかな色を作り出しています。
このように、食品添加物には、食品の状態を維持したり見た目を鮮やかにしたりする役割があります。
そして、食品添加物を添加することで、腐った食品を食べて食中毒などを起こすことを防いだり、人々の食欲をそそったりすることができます。
食品添加物の体への作用
食品添加物には、食品を腐らないようにしたり、食欲をそそったりするような役割があります。実際に、食品添加物のおかげで、食中毒などの病気は少なくなりましたし、食卓や弁当は彩りが鮮やかになりました。
そして、こうした食品添加物は、「食品安全委員会」という組織によって体への安全性を確認された上で使用されています。具体的には、国民1人当たりの安全な摂取量を調査して、安全性が確かめられたものだけが使われています。
ただ、研究によっていくら安全性が確かめられているからといって、「大量に摂取しても問題がない」というわけではありません。
確かに、食品添加物が含まれている食品を食べても、急に体調が崩れることはありません。しかし、毎日のように食品添加物を大量に摂取する生活を長年続けていると、体に悪影響を与える可能性があります。
例えば、ハムやベーコンなどの赤色を作り出すために使われている食品添加物に「亜硝酸Na（ナトリウム）」というものがあります。亜硝酸Naを添加することによって、ハムやベーコンの鮮やかな赤色を長期間保つことができます。
ただ亜硝酸Naには、体に対して非常に強い猛毒性があることがわかっています。
具体的には、自殺や殺人などで使われるものに「青酸カリ」というものがあります。青酸カリは、致死量が0.15グラムと規定されています。これは、青酸カリを0.15グラム以上摂取すると、死んでしまう可能性があるということを意味します。
そして、亜硝酸Naの推定致死量は0.18～2,5グラムとされています。つまり、亜硝酸Naは、青酸カリと同じくらい体にとっては毒性が強いといえます。
当然、食品に含まれる亜硝酸Naの量は規定されているため、亜硝酸Naが入っている食品を食べてもすぐに体へ悪影響が出ることはありません。しかし、これほど毒性が強い物質を、毎日長年食べ続けると、体へ何かしらの影響が及ぶ可能性があります。
そもそも食品添加物は、体の栄養になることはありません。そのため、体内に入ると、消化・吸収されることなく排泄されるか、体内に蓄積されます。
つまり、食品添加物は体にとって必要ないものだといえます。
食品添加物を排泄するためには、肝臓や腎臓などのさまざまな臓器が働く必要があります。そのため、食品添加物を大量に摂取すると、これらの臓器に過剰な負担がかかります。また、体内に蓄積されると、既に述べたような食品添加物の毒性が生じる可能性も否定できません。
このように、食品添加物は確かに便利なものであり、人々の生活を安全かつ豊かにしました。しかし、そうした食品添加物も、大量に摂取すると、体へ悪影響を与える可能性があることを理解しておくことが大切です。
食品添加物との付き合い方
日々の食事はもちろんのこと、ネットワークビジネスで販売する健康食品やサプリメントの多くに食品添加物が含まれています。ただ、食品添加物を完全に除去することは現実的ではありません。
そのため、そうした食品添加物に対しては「上手く付き合っていく」という認識を持っておくことが大切です。
そこで以下に、「食品添加物との付き合い方」について解説します。
食品添加物は付き合い方が大切
食品添加物というと、「体に悪いもの」というように、あまり良くないイメージを持っている人が多いと思います。実際に、食品添加物の中には、多量に摂取すると体にとって害を及ぼす可能性があるものもあります。
ただ、食品添加物を使っているからこそ得られるメリットもあります。
例えば、忙しい時にコンビニでサンドイッチなどを買うことがあると思います。こうしたサンドイッチは、添加物のおかげでコンビニで数日間保存でき、あなたが買いたいときに購入することができるようになっています。
このように、食品添加物は、私たちの生活に便利さをもたらしていることも事実です。そうであるからこそ、食品添加物とは上手に付き合っていくことが大切になります。
以下に、食品添加物と上手く付き合うポイントを記します。
・原材料を見る癖をつける
今の日本で、食品添加物を全く摂らないことは不可能です。そして、食品添加物によって得られるメリットがあることも確かです。ただ実際には、体のことを考えれば、できるだけ食品添加物を避けた方が良いといえます。
そのための第一歩として、食品を購入するときに「裏のラベルに書いてある原材料名を確認する」ということが大切です。
例えば、飲み物1つにしても、「酸化防止剤」が含まれている商品とそうでないものがあります。このときに、あなたがあまり見慣れないような名前がいくつも並んでいる場合には、多くの添加物が含まれていると考えてください。
そのため、商品を購入する際には、裏のラベルを見て馴染みのない物質名ができるだけ少ないものを選択するようにしてください。
・加工度が低いものを選ぶ
食品添加物を避けるポイントとして、「加工度の低い食品を選ぶ」ということも大切です。
例えば、冷凍チャーハンと生米では、当然ですが生米の方が加工度は低いです。そして、生米からチャーハンを作ったほうが使用する添加物も少なくなります。
このように、スーパーやコンビニで売られている商品は、加工度が高いものほど食品添加物が多く含まれる傾向にあります。
そのため、例えばチャーハンを作るにしても、冷凍チャーハンを買うのではなく、「パック入りのご飯を買ってそこからは手作りする」というように、ちょっとでも加工度の低い商品を買って手作りするようにすることが大切です。
・理解した上で食べる
食品添加物は、できるだけ避けるように意識したほうが、健康にとっては良いです。ただ、現代の生活で「添加物を全く摂らない」ということは不可能です。
例えば、仕事が忙しくてご飯を作る時間がない場合には、食品添加物が多く含まれているコンビニの弁当などを食べると思います。これは、仕事を行っているのであればしようがないことです。
ただ、このことが当たり前になってはいけません。そうした場合でも、「食品添加物を多く含む食品を食べている」という自覚を持つことが大切です。そうすることで、自然と反省の心が生まれ、その次の食事や翌日などに「食品添加物が少ない食品を食べよう」という気持ちが出てきます。
・値段だけで商品を選ばない
多くの人は、同じような商品で値段が違う場合には、安い方の製品を選択します。しかし実際には、安い商品には必ず理由があります。
食品添加物は、原価が安いものがほとんどです。そのため、食品添加物を大量に使って商品を作ると、製品の原価を抑えることができます。つまり、安い製品には、食品添加物が多く使われている可能性が高いといえます。
このように、安いからといってすぐに飛びつかないように注意してください。安い商品には必ず理由があります。
・素朴な疑問を持つこと
安い商品は、食品添加物が大量に使用されている可能性があるように、便利な製品には何か裏があると考えることが大切です。
例えば、コンビニにあるパンは、数週間～数ヶ月腐ることなく保存されています。そのことに対して、「なぜコンビニのパンはあんなに腐らないのだろう？」というような、疑問を持つことが大切です。
他にも、「なぜこの商品はこんなに安いのだろうか？」「なぜコーヒーフレッシュは無料で使い放題なのだろうか？」といったように、常に素朴な疑問を持つことが大切です。そうすることが、食品添加物と上手く付き合うための第一歩になります。
今回述べたように、食品添加物は、少量の摂取であれば、すぐに体へ悪影響を与えることはありません。ただ、食品添加物はもともと体に不必要なものであり、なおかつ「長期的に摂ることで体へ悪影響を及ぼす可能性がある」ということを知っておいてください。
そしてその上で、以上に挙げた5つの食品添加物との付き合い方を意識するようにしましょう。
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