ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)会社の中には、高品質な化粧品を販売している企業が多くあります。化粧品はネットワークビジネスで扱う商品として、非常に向いているものだといえます。
また、そうした高品質な化粧品を使っている人の中には、あまり化粧品や肌について学ぶことなく、化粧品の効果のみに頼っている人が少なくありません。
しかし実際には、どれだけいい化粧品を使っても、肌や化粧品について学び、あなたに適した商品を正しい使い方で使用しなければ、化粧品の効果を得ることはできません。そのため、化粧品を利用する際には、まずは肌や化粧品について学ぶことが大切だといえます。
そこで今回は、「月経周期に合わせたMLM化粧品の効果的な使用法」について解説します。
もくじ
女性ホルモンと肌の関係性
化粧品の効果を最大限に発揮するためには、肌を良い状態に保っておくことが重要になります。化粧品を塗る基礎となる肌が荒れていると、どれだけ高品質の化粧品を使っても、効果は半減されます。
そして、肌の状態を良くするためには「女性ホルモンの肌への影響」について知っておくことが欠かせません。
女性ホルモンは、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つがあります。女性の体内では、こうした2つのホルモンがバランスを取りながら分泌されています。そして、2つの女性ホルモンは、肌の新陳代謝に大きく関わっています。
例えば、エストロゲンには、肌細胞を活性化させる作用があります。そのため、エストロゲンの分泌が多くなると、肌の伸びやツヤ、うるおいなどが高まり、肌の調子が良くなります。
一方でプロゲステロンが多くなると、エストロゲンの分泌が少なくなることも重なってニキビや肌荒れが起こりやすくなります。
このように、エストロゲンとプロゲステロンは、肌の新陳代謝に大きく影響しています。こうした影響を考えて、肌ケアを行うことが重要になります。
月経周期と肌の関係性
女性ホルモンは、肌の新陳代謝に大きく関係しています。エストロゲンが多く分泌されると肌の状態は良くなり、プロゲステロンが増えると肌トラブルが起こりやすくなります。そして、こうしたホルモン分泌のバランスは、月経周期と関係しています。
そのため、月経周期によるホルモン状態を理解しておくと、時期に合わせた適切なスキンケアが行えるようになります。以下に、月経周期ごとのホルモンバランスについて解説します。
卵胞期
排卵前の卵胞期には、エストロゲンの分泌が高まります。そのため卵胞期は、「エストロゲンの作用によって肌の状態は非常に安定しやすい時期」といえます。
多くの人が月経後は、肌の状態が良くなるのを実感していると思います。それは、こうしたエストロゲンの分泌が高まっていることが大きく関係しています。
排卵期
排卵期には、特に大きく女性ホルモンのバランスが崩れることはないため、肌への影響も少ないです。
ただ、排卵が起こっているかは非常に肌にとって重要になります。排卵がないと、ホルモンバランスが崩れるため、肌へも悪影響を与えることになります。
黄体期
排卵後の黄体期は、エストロゲンの分泌が少なくなり、プロゲステロンが増える時期になります。そのため、肌の新陳代謝も悪くなり、肌トラブルが起こりやすくなります。
皮脂の分泌も安定せず、ニキビや肌荒れなどが生じやすい時期になります。
月経期
月経時には、プロゲステロンの分泌が下がり、エストロゲンの量が増えてきます。そのため、黄体期に見られるような肌トラブルは少なくなります。ただ、こうした月経時期には、出血によって体力が低下する人が少なくありません。その結果、肌へも悪影響が出て、肌荒れを起こす場合もあるため注意が必要です。
月経周期に合わせたスキンケア法
既に述べたように、月経周期の中では、月経後~排卵にかけてエストロゲンの分泌が盛んになり、肌の状態が良くなります。それに対して、排卵後~月経開始までは、プロゲステロンが優位な状態となるため、肌トラブルが起こりやすい時期だといえます。
そのため、こうした月経周期に合わせて、スキンケアの方法を変えることが大切になります。
月経後~排卵までの効果的なスキンケア方法
月経周期中は、女性ホルモンのバランスが変化するため、それに伴って肌の状態も大きく変わります。そして、月経後~排卵までは、エストロゲンの分泌が盛んになり、肌は良い状態が保たれます。
こうした肌の状態が良い時期は、「肌をつくるケア」を行うことが大切です。
この時期は、肌の代謝が活発になるため、古い角質が取れて、肌はつるつるになります。また、皮脂の分泌もしっかりと行われているため、肌の状態が安定しています。こうした時期には、積極的にスキンケアを行うようにしてください。
そして、スキンケアを行う方法は、「外側から行うスキンケア」と「内側から行うスキンケア」の2つに大きく分けられます。
・外側から行うスキンケア
外側から行うスキンケアとは、顔の運動を行うことで筋肉を引き締めたり、顔面や頭皮をマッサージすることで、筋の緊張を緩めたりする方法です。
顔には、「表情筋」と呼ばれる顔の中心部から外側に向けて放射状に走っている筋肉があります。そうした表情筋には、顔のたるみやシワを予防する働きがあります。
そのため、表情筋を積極的に働かせることで、顔のたるみやシワを防ぐことができます。
例えば、表情筋を使うエクササイズには、以下のような方法があります。
・口を大きく開けて、「ア・イ・ウ・エ・オ」の形を作る
・顔を動かさずに目線を上下左右に大きく動かす
・口をすぼめて、ゆっくり長く息を吐く
このように、積極的に表情筋を働かせることで、顔の筋肉が引き締まる効果があります。当然、よく笑うなど、表情豊かな人ほど表情筋が使われているため、たるみやシワができにくいといえます。
また、頭皮のマッサージは、顔の筋肉を緩める効果があります。前述したように、筋肉を働かせることも大切ですが、筋肉を適度に緩めることも、たるみやシワの予防には大切です。
顔から頭、首までは、皮膚や筋肉を通してつながっているため、首や頭が固くなると、表情筋も緊張してしまいます。
そのため、頭皮をマッサージすることで、結果的に表情筋の緊張を緩めることになります。
頭皮をマッサージは、以下のように行います。
・指の腹を使って頭頂部から外側に向かってまんべんなく押します
・特に固くて痛みがある部位は集中して行います
このように、頭皮をマッサージして柔らかくすることで、表情筋の緊張がほぐれて、たるみやシワを予防することができます。
・内側から行うスキンケア
外側からのスキンケアと合わせて大事なのが、内側からのスキンケアです。新陳代謝が活発な月経~排卵までの時期は、食事によって老廃物を排泄しやすくすることが大切です。
そのためには、体内の血液循環を促すような栄養素と、食べ物をエネルギーに効率よく変えるサポートをする食品を積極的に摂取する必要があります。
この時期に、特に摂取すべき栄養素は以下の5つになります。
・ビタミンB群:エネルギーを効率的に作るためのサポートをする役割がある
(かつお、まぐろ、にんにく、レバー、ささみなど)
・ミネラル:食べ物を効率的にエネルギーに返還する役割がある
(海藻、レバー、玄米、黒砂糖など)
・亜鉛:老廃物や有害物質、活性酸素などを取り除く役割がある
(うなぎ、牡蠣、牛肉、豚レバーなど)
・食物繊維:便通を良くし、体内の老廃物排泄をサポートする役割がある
(にんじん、りんご、バナナ、こんにゃく、海藻など)
・クエン酸:疲労物質や老廃物を取り除き、血流を良くする役割がある
(りんご、みかん、グレープフルーツ、梅干など)
月経~排卵までの期間は、こうした食品を積極的に摂取することで、さらに肌の状態を良くすることができます。
排卵後~月経開始までの効果的なスキンケア方法
排卵後~月経開始までの期間は、プロゲステロンの分泌が盛んになるため肌トラブルが起こりやすくなります。この時期には、皮脂の分泌バランスが崩れて肌の状態が安定していないため、積極的なスキンケアは避けて、最小限に行うことが大切です。
特にこの時期には、体に溜まった老廃物の排泄機能が低下してしまいます。そのため、過剰に化粧品を肌に塗ってしまうと、化粧品の成分が体内に溜まってしまい肌トラブルを起こしやすくなります。
また排卵後~月経開始までの期間は、便秘にもなりやすいです。健康な状態では、体に溜まった老廃物は便として腸から出されますが、便秘になると腸内に溜まってしまいます。その結果、腸内に溜まった老廃物は血液中に入り込み、肌から排泄されるようになります。
その結果、さまざまな肌トラブルが起こりやすくなります。
こうしたことを避けるためにも、排卵後~月経開始までのスキンケアにも、十分注意しなければいけません。そして、この時期のスキンケアには、肌の外から行うスキンケア方法と、内側から行うスキンケア方法の2つがあります。
・外から行うスキンケア
排卵後~月経開始までの時期は、新陳代謝が悪くなり、肌の状態が安定していません。その結果、毛穴が詰まりやすくなったり、部分的に肌が乾燥したりします。
この時期は、新しいものを取り入れて積極的にスキンケアを行うよりは、最低限のスキンケアにとどめておくことがポイントです。ただ、洗顔後の保湿ケアは、いつも以上に意識して行うとよいです。
また、血流が悪くなっているため、顔面や頭皮をマッサージすることも有効なスキンケア方法になります。
・内から行うスキンケア
肌の状態が安定しない排卵後~月経開始までの時期は、過剰なスキンケアは避けるべきだといえます。そしてこの時期には、特に食べ物に注意することが大切になります。
排卵後~月経開始までの時期は、代謝が悪くなるため、不摂生な食事をとると、普段以上に肌へ影響が現れやすくなります。特に、糖質や脂肪分の多い食事を摂り過ぎると、脂質の代謝が上手くいかずに、皮脂の分泌が乱れてしまいます。
その結果、さらに肌の状態が不安定となり肌トラブルを起こしやすくなります。
そうしたことを避けるためにも、この時期には糖質や脂質は控えめにして、良質なタンパク質を積極的に摂取するようにしてください。
その他にも、以下のような栄養素をしっかりと意識して摂るようにしましょう。
・ビタミンB:脂質やタンパク質の代謝を良くする役割がある
(鳥のささみ、かつお、レバー、うなぎなど)
・ビタミンC:抗酸化作用があり、皮脂によるトラブルを防止する役割がある
(アセロラ、ゆず、キウイなど)
・鉄:循環を良くし、血液の流れを促す役割がある
(レバー、かつお、赤身の肉、横卵など)
排卵後~月経開始までの肌が不安定な時期は、外からのスキンケアよりも、食べ物などによる体の内側からのスキンケアを意識して行うことが大切です。
今回述べたように、女性ホルモンは肌の新陳代謝に大きく影響しています。そして、そうした女性ホルモンの変動で作られる月経周期は、肌の状態を大きく変化させます。
そのため、こうした女性ホルモンと肌の関係性を理解した上で、生活習慣や化粧方法を意識すると、より効果的なスキンケアが行えるようになります。
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