高齢であるMLMメンバーの効果的な教育法

ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を行っていく上で、チーム生の教育は重要です。どれだけあなたが頑張って行動しても、チーム生が全く活動していなければビジネスは上手くいきません。

ネットワークビジネスで成功するためには、あなただけでなくチーム全体で頑張ることが大切なのです。そのため、チーム生の教育はネットワークビジネスで成果を出す上で重要なポイントになります。

そして、チーム生の教育において、「高齢者」の指導で苦労する人は少なくありません。ネットワークビジネスを行っている人には、60歳代や70歳代からビジネスを開始する人もいるのです。そうした高齢者の教育は、20歳代や30歳代の人に対する教育とは違ったことに注意しなければいけません。

そこで今回は、「高齢であるMLMメンバーの効果的な教育法」について解説します。

高齢化が進む現状

ネットワークビジネスを行っている人には若い人が多いですが、高齢の人もたくさんいます。

例えば、ネットワークビジネスとは全く関係ない会社を定年退職した後に、ネットワークビジネスを開始するような人も少なくありません。

厚生労働省の見通しでは、日本において高齢者の人口は2042年までどんどん増えていくとされています。具体的には、65歳以上の高齢者人口が2016年で3392万人であるのが、2025年には3657万人、2042年には3878万人になると予測されているのです。

そして、こうした高齢化に伴って、退職後に生きがいを求めてネットワークビジネスを始める人も増えてくると考えられます。

体力的に肉体労働などができなくなった高齢者でも、ネットワークビジネスであれば問題なく働くことができます。また、ネットワークビジネス仲間によるコミュニティが、高齢者の孤立を防ぐことにもつながるのです。

このように、日本が高齢化していく中で、ネットワークビジネスを始める高齢者の数も増えてくることが予測されます。

高齢であるメンバーに対する悩みと解消法

ネットワークビジネスは、老若男女、誰であっても始めることができるビジネスです。ただ、特に高齢であるメンバーには、ネットワークビジネスが上手く進んでいない人が少なくありません。そして、そのことに頭を悩ませているリーダーが多いのです。

そこで以下に、高齢であるメンバーに対してリーダーが持ちやすい悩みと、それに対する解消法について記します。

活動が停滞している

高齢メンバーの中には、どうしても活動が停滞している人が多いです。もちろん、若い人ほど積極的に報酬を得るための活動を行わない人が多いのは仕方ありません。

ただ、本人のモチベーションが高いにも関わらず、活動が停滞している人も存在します。そうした場合には、「高齢であるメンバーが活動しにくい環境になっていないか?」ということを確認することが大切です。

例えば、セミナーが高齢者にわかりにくい内容になっていないでしょうか? 具体的には、「高齢者が理解できないようなカタカナ用語ばかり使っている」「スライドの文字が小さい」といったことなどです。

その他にも、「セミナー会場に車を使わなければいけない」「会場までエレベーターがないため階段を使わなければいけない」といったことも、高齢者がセミナーに参加しにくい要因となります。

このような場合には、セミナー内容を見直したり、会場の場所を検討したりして、高齢者が参加しやすい環境づくりをすることが大切です。つまり、高齢メンバーの目線に立つということが重要になります。そうすることで、高齢であってもセミナーに出席しやすくなるため、自然と活動も活発になります。

報酬プランを理解できない

ネットワークビジネス会社には、それぞれの会社で独自の報酬プランを用いています。そして中には、複雑でわかりにくい報酬プランも少なくありません。

若いメンバーでも、報酬プランを全て理解するのは難しい中で、高齢者が覚えることは困難である場合が多いです。実際に、高齢者の中には「報酬プランを理解できない」という人がたくさんいます。

ただ、ネットワークビジネスにおける報酬プランは、全て完璧に覚える必要はありません。ポイントだけ押さえておけば、ビジネスを行っていくことはできるのです。

そのため、高齢であるメンバーが報酬プランを理解できずに悩んでいる場合には、ポイントを整理してわかりやすい言葉で説明するようにしましょう。

例えば、「2レベル目の還元率は7パーセント」といったように、難しい言葉を使用するのではなく「4人紹介すると1万円もらえる」といったように、わかりやすい表現に変えて伝えることが大切です。

そうすることで、高齢のメンバーであっても、報酬プランの理解に悩むことが少なくなります。

変化についていけない

ネットワークビジネスを行っていく中で、会社の方針や報酬プランが変わることは少なくありません。高齢メンバーの中には、そうした変化についていけずに悩んでいる人も少なくないはずです。

例えば、「せっかく報酬プランを覚えていたのに、変わってしまったから、また一から覚えなければいけない」といった悩みを抱えている人もいます。そしてその結果、変化についていけずにネットワークビジネスを辞めてしまうことになるのです。

そうならないようにするためにも、高齢者が参加しやすいサロンなどを定期的に開催して情報共有をするようにしましょう。

高齢者が楽しく通えるようなサロンや勉強会を定期的に開くことで、気の知れたメンバーと頻回に話ができます。そうなると、自然と環境の変化にもついていけるようになるのです。

引継ぎが上手くいかない

本人がビジネスをできなくなったときに、親族にポジションを継承することが認められている主宰会社(ネットワークビジネス会社)は多いです。ただそうした際に、引き継ぐ人に対して、きちんと情報が伝わらずに権利のみを継いでしまうようなケースがあります。

例えば、孫にポジションを相続させたものの、会社や製品、グループなどについての引継ぎを全く行っていないようなケースも存在します。

そうなると、ポジションだけをいきなり引き継いだ孫は、当然ながらグループの状態を維持することができません。その結果、グループだけでなく会社全体の問題に発展する可能性があるのです。

こうしたことを避けるためにも、立場を継承する場合には、継承者にも必ずトレーニングを受けてもらうようにすることが大切です。また、定期的なセミナーの参加を促すなど、主宰会社から働きかけることが大切です。

パソコンなどを使えない

高齢メンバーの中には、パソコンやタブレットを使用できずに困っている人も少なくありません。もちろん、パソコンやタブレットに詳しくなくても、ネットワークビジネスは行えます。ただ、間違いなくパソコンやタブレットを使用できた方が便利です。

そうした場合には、会社内で簡単なパソコンの使い方に関するセミナーなどを開催するようにしましょう。また、相談窓口のような形で、いつでも質問を受けられるような体制を作っておくことも、こうした悩みを解消することにつながります。

MLMにおける高齢者の強み

ここまで述べたように、ネットワークビジネスを行っている高齢者の中には、さまざまな悩みを抱えている人が多くいます。そしてそれに伴って、アップラインも教育に苦労しているのです。

ただ高齢メンバーには、逆に高齢メンバーだからこその強みもあります。高齢のメンバーを教育する際には、こうした強みを活かすことにフォーカスを当てることが重要です。

経験豊富

ネットワークビジネスを行っている高齢のメンバーには、長年に渡ってネットワークビジネスに携わっている人も存在します。

そうした人たちは、会社や製品について詳しいだけでなく、リーダーとしてメンバーを教育してきた経験も豊富です。そのため、そうした経験を生かして、あなたのグループ育成などに対してアドバイスをもらえるような可能性もあります。

このように、高齢メンバーでネットワークビジネスの経験が豊富な人を頼ることで、新たな気付きを得られることが多いのです。

製品を長く愛用してくれる

ネットワークビジネスで販売する商品には、健康食品や健康器具など、高齢者の健康を維持するために必要な製品がたくさんあります。そのため、たとえビジネス活動を辞めてしまっても、その後も継続して商品を愛用してくれる人が少なくありません。

こうした高齢メンバーとの関係性を築いておくことができれば、安定した製品の愛用者となってくれるのです。

時間に余裕がある

ネットワークビジネスは、空き時間で行えるビジネスです。そのため、会社員として働きながら副業として行っている人も少なくありません。

ただ当然ながら、ネットワークビジネスに費やせる時間を確保できたほうが、ビジネスで成功しやすくなります。また、仕事をしていると、グループのメンバーと時間が合わずに、コミュニケーションをなかなか取れない人も多いです。

それが、会社を退職している高齢のメンバーであれば、比較的ビジネスを行う時間を確保する余裕があります。そして、拘束されている時間が少ないため、他のメンバーに合わせて行動ができます。その結果、グループメンバー同士での活動が積極的に実施でき、グループ全体の成果が高まるのです。

このように、高齢のメンバーには「比較的時間に余裕がある」という強みがあります。

高齢メンバーを教育するポイント

ネットワークビジネスで高齢メンバーを教育していく上で、高齢メンバーが持ちやすい悩みや、逆に高齢メンバーだからこその強みを把握しておくことは大切です。

そのことを理解した上で、高齢メンバーを教育する際には、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。ここからは、高齢者メンバー指導において、特に重要になる資料作成について述べます。

資料を作る

高齢メンバーが抱える問題の多くは、「理解できない」ということが原因で起こります。例えば、先ほど述べたような「報酬プランが理解できない」「変化についていけない」「パソコンを使えない」といった悩みは、理解できないために生じるものです。

また、「引継ぎが上手くいかない」といった悩みも、根本的には引継ぎの重要性や引き継ぎ方を理解できていないために起こります。

つまり、高齢メンバーが理解しやすいように説明できれば、彼らが抱える悩みの多くは解消することができるのです。そして、高齢メンバーに対して資料を作成することは、理解度を高めるために大切になります。資料を使って、高齢メンバーでもわかるように説明することが、上手く教育するポイントです。

高齢者に向けた資料つくりのポイント

ただ、高齢メンバーの理解に向けて資料を作る際には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。そのことを把握せずに資料作りを行うと、逆に相手を混乱させることになりかねないのです。

そこで以下に、高齢メンバーに向けた資料作りのポイントについて記します。

・ゴシック体で文字を大きくする

高齢メンバーは、基本的には小さな字が見にくいです。そのため、文字は最低でも12ポイント以上を使用するようにしましょう。

そして、文字には「ゴシック体」を使ったほうが読みやすいです。ただ、長い文章を作る際には、ゴシック体ではなく「明朝体」を使用した方が、読みやすいと感じる人が多いようです。

どちらにしても、高齢メンバーの立場に立って、文字の読みやすさを意識することが大切です。

・字間、行間を取る

文字の大きさと同じように、字間と行間も意識することが大切です。

例えば、あなたもこれまで「何か読みにくい」と感じる本もあれば、逆に「読みやすい」と思う本にも出会ったことがあると思います。その読みにくさを決めている一要因に、字間や行間があります。

何冊か本を取って見てみてください。それぞれの本で、字間や行間が異なっているはずです。

そして、字間や行間が詰まりすぎていたり、開きすぎていたりする本は、一目見ただけで読みにくそうと感じるでしょう。

このように、文章は字間や行間によって読みにくさが大きく変わります。特に、視力が低下している高齢メンバーの場合、字間や行間の影響が顕著に現れます。そのため、資料を作る際には、適度な字間と行間を意識して作成するようにしましょう。

・カタカナや難しい言葉を避ける

既に述べたように、高齢メンバーはカタカナや難しい言葉を理解できない傾向にあります。特に、ネットワークビジネスでは、カタカナがよく使われるため、そうした言葉はわかりやすく変換して使用するようにしましょう。

例えば、「インセンティブ」という言葉であれば、もっと一般的な「ボーナス」や「報奨金」という言葉に変えると、高齢メンバーは理解できるようになります。

・文字の色使いに注意する

高齢メンバーに渡す資料では、文字色にも十分注意しなければいけません。これは、高齢メンバーに限ったことではありませんが、特に視力が悪い可能性が高い高齢メンバーには文字色の使い分けが重要になります。

例えば、白内障の人は、青色の文字が緑のように見えます。また、色弱の人は赤色の文字が灰色のように見えるのです。

そのため、背景を緑にして青字を使用すると、白内障の人にとっては非常に見づらくなります。そうしたことを避けるためにも、強調したい場所などには、「下線」や「枠付き」などを利用するようにしましょう。そうすることで、色使いによる見にくさを解消することができます。

今回述べたように、ネットワークビジネスを行っていく中で、高齢メンバーの教育で苦労する人は少なくありません。

確かに、高齢メンバーには理解が難しかったり、環境の変化についていけなかったりする人が少なくありません。ただ、そうした問題は、あなた自身が相手の立場に立って工夫することで解消できるはずです。

高齢メンバーの教育で苦労している人は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

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