ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由

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ロバート・キヨサキ氏は、「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者として世界中で知られている有名な人物です。また、ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を推奨している専門家の1人でもあります。

しかし、ネットワークビジネスを推奨しているロバート・キヨサキ氏自身は、ネットワークビジネスで富を築いたわけではありませんし、実際に行ってもいません。むしろ、初めはネットワークビジネスに批判的な考えを持っていました。

そのようなロバート・キヨサキ氏ですが、今ではネットワークビジネスの価値を大いに認めています。

そこで、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスに対して心を開いた理由を知ることで、あなたのネットワークビジネスに対する考え方も大きく変わるはずです。

今回は、そのようなロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由について解説します。

ロバート・キヨサキ氏とネットワークビジネスの出会い

ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由を知るためには、「ロバート・キヨサキ氏とネットワークビジネスとの出会い」について学ぶことが有効です。

そこで以下に、ロバート・キヨサキ氏とネットワークビジネスの出会いについて記します。

ネットワークビジネスに批判的だった時代

1970年代半ば、ロバート・キヨサキ氏はすでに自分のビジネスを行っており、30歳までに百万長者になるという目標を達成したときでした。

そして、常にビジネスや投資に関することは必ずチェックするようにしていたロバート・キヨサキ氏は、友人から新しいビジネスの説明会に誘われて参加しました。そのビジネスというのがネットワークビジネスでした。

ただこの説明会においてロバート・キヨサキ氏は、ネットワークビジネスが「多くの人々を金持ちするビジネス」という点に共感できませんでした。当時のロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスはオーナーだけを金持ちにするもの」と考えていたため、ネットワークビジネスには興味を持ちませんでした。

またこの頃は、ロバート・キヨサキ氏もネットワークビジネスをネズミ講などの悪徳商法と同じものだと考えていました。

このようにロバート・キヨサキ氏は、かなり若い時期にネットワークビジネスと出会っていましたが、仕事に対する価値観の違いや忙しさ、ネットワークビジネスに対する知識の少なさから、全く興味を示すことはありませんでした。

ネットワークビジネスに心を開くきっかけ

既に述べたように、ロバート・キヨサキ氏は、ネットワークビジネスと初めて出会ったときには「自分には関係のないビジネスである」と思い、ネットワークビジネスに関わることはありませんでした。しかし、そこから15年経った1990年代の初めに、ある友人との出会いでロバート・キヨサキ氏のネットワークビジネスに対する心は開き始めました。

その友人は、ロバート・キヨサキ氏が尊敬する「ビル」という人物でした。ビルはビジネスに関して知識豊富で、実際に成功していました。ロバート・キヨサキ氏は、ビルがネットワークビジネスを行なっていることを聞きました。

そこから、ロバート・キヨサキ氏はビルと話をする中で、「ビルがネットワークビジネスを行なっている理由」について理解し始めました。

ビルがロバート・キヨサキ氏に話したネットワークビジネスを行なう理由は以下の3点です。

人の助けになりたいから

これが、ビルがネットワークビジネスを行なっている最大の理由でした。ビルはビジネスで成功しており金持ちでしたが、お金に関して欲深くもなく、人に対して傲慢な態度をとるような人物ではありませんでした。

自分のビジネスの助けにしたいから

ビルは不動産投資で成功していましたが、ネットワークビジネスを行なうことで、新しい不動産ビジネスへ投資することが可能になったといいました。そして、ネットワークビジネスにおいて、ビルが他人のビジネスを助けるほど、ビル自身のビジネスも大きくなったとのことでした。

このようにネットワークビジネスは、みんなが勝ち組になることができるビジネスであることも、ビルがネットワークビジネスを行なっている理由の1つでした。

教えたり学んだりすることが好きだから

ビルが関わっている不動産投資の世界には、「自分は何でも知っている」と思っている人が多くいます。

その一方で、ネットワークビジネスを行なっている人には、「素直に学びたい」と考えている人が多く、そのような人たちにビジネスを教えることができることも、ビルがネットワークビジネスに魅力を感じている理由の1つでした。

このようにネットワークビジネスは、ビジネスを行なっている仲間同士で学びあえるビジネスだといえます。

以上の3つが、ロバート・キヨサキ氏がビルから聞いた「ネットワークビジネスを行なっている理由」です。尊敬するビルからこの話を聞いた後、ロバート・キヨサキ氏のネットワークビジネスに対する心も開き始めました。

このようにして、1990年代からネットワークビジネスに心を開き始めたロバート・キヨサキ氏は、1994年に経済的自由を手に入れて引退した後からネットワークビジネスについて学び始めました。

そうした中で、ロバート・キヨサキ氏は、「どのようなビジネスにおいても短所と長所がある」ということを理解していました。そしてネットワークビジネスには、短所を上回るような長所があると感じました。このときから、ロバート・キヨサキ氏はネットワークビジネスに対して肯定的な見方をするようになりました。

ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由

ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由は、大きく分けて「ビジネスを起こしやすい」ということと「不労所得を得えることができる」という2つがあります。

そこで以下に、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する2つの理由について記します。

ビジネスを起こしやすい

ロバート・キヨサキ氏は、お金を儲けるためには「自分自身でビジネスを起こすこと」が大切だといいます。

ロバート・キヨサキ氏が本で述べている思考の1つに「4クワドラント」と呼ばれる、4つの収入源に対する考え方があります。それは以下の4つになります。

・Eクワドラント

雇われることで得られる収入であり、サラリーマンの給料に当たります。

・Sクワドラント

自営業者によって得られる収入であり、開業医などの事業収入などになります。

・Bクワドラント

仕組みを動かして生み出される収入であり、フランチャイズビジネスなどによる利益が当てはまります。

・Iクワドラント

お金を使って生み出される収入であり、株式投資などによる利益が当たります。

ロバート・キヨサキ氏は「お金を儲けるためには、この4つの収入源のうちBクワドラントもしくはIクワドラントで生活する必要がある」といいます。そして、この2つに共通していることは、「ビジネスを起こさなければいけない」ということです。

ただ、どのようなビジネスであっても、ビジネスを始めるためにはいくつかの障壁が必ずあります。それらを乗り越えて、初めてお金を稼ぐことができるようになります。

例えば、最も多くの人が悩むことが「ビジネスを始めるためのお金がない」ということです。どのようなビジネスであっても、ほとんどのビジネスは始めるために多額の費用が必要になります。そのお金を準備する段階で、大半の人は諦めます。

他にも、「ゼロからビジネスを起こすことに対するリスク」を恐れて、ビジネスを起こす第一歩を踏み出せない人も多くいます。新規ビジネスは、約90パーセントが5年以内に失敗するといわれています。ビジネスを始める資金が準備できても、それが5年以内に無くなる危険性を考えると、ビジネスを開始できない人も少なくありません。

しかし、お金を稼ぐためには、このような障壁を乗り越えてビジネスを起こすことが必須になります。そしてビジネスを始めて、BクワドラントもしくはIクワドラントの収入源から収入を得られるようになることが不可欠です。

そのためには、既に述べたビジネスを始める際に生じる障壁を乗り越えるだけの精神的、感情的、肉体的、経済的な体力が必要不可欠になります。そうした障壁を乗り越えて自身のビジネスを起こすことで、初めてお金を稼ぐためのスタート地点に立つことができます。

その一方でネットワークビジネスであれば、低賃金でビジネスを始められるだけでなく、もし上手くいかなくても大きなマイナスにならないという低リスクでビジネスを行えるのです。

不労収入を得ることができる

ロバート・キヨサキ氏の思考から、お金持ちになるためには「ビジネスを起こすこと」「BクワドラントもしくはIクワドラントからの収入を得ること」の2点が欠かせないといえます。

BクワドラントとIクワドラントからの収入に共通していることは、自分自身が働いてお金を生み出すのではなく、「仕組みやお金を使って稼ぐ」ということです。そうすることで、一度お金を生み出す仕組みを作り出した後は、ずっと繰り返し収入が入ってくるような「不労所得」を得ることができるようになります。

そしてビジネスを起こすことは、不労所得を得るための第一歩になります。

お金持ちになるためには、このように「自分自身が動くことなく、そして永続的に繰り返し収入を得られる不労収入を生み出す仕組みを作ること」が欠かせません。

EクワドラントやSクワドラントでは、一生懸命自分が活動するほど収入は高くなります。しかし、あなたが働くことを止めた途端、お金は入ってこなくなります。

一方で、Bクワドラントの一部やIクワドラントによって不労収入を得ている場合は、あなたが働かなくても収入は入り続けます。ロバート・キヨサキ氏が提案するお金を稼ぐ方法とは、このように「不労収入を作り出すこと」になります。

ネットワークビジネスはBクワドラントに当たるため、不労所得を作り出すことができるビジネスだといえます。

ロバート・キヨサキ氏が推奨する教育プランとは

さらに、ロバート・キヨサキ氏は、ネットワークビジネスの教育プランにも注目しています。

ビジネスで成功するために必要なこと

ロバート・キヨサキ氏は、ビジネスで成功して世界的に有名な金持ちになった人物です。そのようなロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するために大切なことは、理論ではなくスキルである」と述べています。

ロバート・キヨサキ氏は、MBA(経営学修士)取得のために、ビジネススクールに通っていた経験があります。そしてこのビジネススクールで気づいたことは、「起業するためのスキルを学びに行ったにも関わらず、教師のほとんどは従業員であるためビジネス・スキルを持っていなかった」ということです。

つまり、ビジネススクールでは「ビジネスや経済を動かす理論」を学ぶことはできるけれども、「ビジネスを成功させるスキル」は教えてもらうことができないということです。

ただ、ビル・ゲイツ氏やスティーブ・ジョブス氏といった実際にビジネスで成功している起業家は、理論を学んだから成功しているのではありません。彼らは、ビジネスを実体験して、現実の世界でビジネス・スキルを磨いた結果として大きな成功を収めたといえます。

このようにロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するために必要なことは、ビジネス理論ではなくビジネス・スキルである」ことを強調しています。

そして、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する1つの理由は、「ネットワークビジネスの教育システムでは、実体験に基づくビジネス・スキルを学ぶことができる」ということにあります。

人生を変える教育とは

ロバート・キヨサキ氏は、ビジネスで成功するために必要なことは「ビジネス理論ではなくビジネス・スキルである」と述べています。そしてロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由の1つとして、「ネットワービジネスを行なうと、ビジネス・スキルについて学ぶことができる」ということを挙げています。

ここで、ロバート・キヨサキ氏がビジネスで成功するためにも欠かせない「人生を変える4つの教育」について解説します。それは、「頭脳的な教育」「感情的な教育」「身体的な教育」「精神的な教育」です。

・頭脳的な教育

伝統的な教育で最も大切とされているものであり、読み書きや計算といった教育を指します。

ただ、このような頭脳的な教育は、生活をしていく上で欠かせないものですが「いくつかの重大な問題を抱えていること」をロバート・キヨサキ氏は指摘しています

ロバート・キヨサキ氏は、学校や企業で行われる頭脳的な教育における問題点の1つとして、「一般的に行われている頭脳的な教育を受けると、失敗を恐れる感情を持ちやすくなる」ということを挙げています。

それは、頭脳的教育では、失敗への恐怖心をあおって勉強させたり、間違いをおかしたら罰を与えたりさせられることが多々あるためです。

例えば、学校の先生から「この大学に受からないと、将来良い会社に入れないよ」など、あたかも「そこで良い結果を出さないと、将来悪いことが起こる」といったようなことをいわれます。そうなると、結果的に「受かりそうな大学を受ける」「大学の受験を止める」というような行動になります。

このように、頭脳的教育を受けていると「間違いを恐れること」を自然と学習することになります。

・感情的な教育

ビジネスで成功するためには「間違いをたくさん犯してそこから学ぶこと」が大切です。そして、学校や企業といった一般的な頭脳的教育を大切にしているところでは、「失敗することを恐れる」という誤った感情を学習してしまいます。

そのためロバート・キヨサキ氏は、「間違いを犯すことに対する強い恐怖心」という感情に対して、「失敗することは悪いことではなく、むしろ間違いを犯してそこから学習することが大切である」という正しい教育を行うことが重要だということを述べています。

・身体的な教育

多くの人は頭脳的な教育を受けることで「間違いを犯すことに対する強い恐怖心」という誤った感情を持っています。そしてその結果、失敗を恐れて行動を起こせなくなります。

しかし、ロバート・キヨサキ氏は「ビジネスで成功するためには、多くの間違いを犯して実体験からビジネス・スキルを習得することが大切である」と述べています。

そのため、ビジネスで成功するためには、「間違いを恐れずに行動する」という身体的な教育が大切だといえます。

つまり、感情的な教育によって「失敗することを恐れる」という感情を正すだけでなく、「失敗を恐れずに行動する」という身体面(行動面)に対する教育も必要になります

・精神的な教育

ビジネスで成功するためには、「人間の限界を超えて前進させる力が必要である」とロバート・キヨサキ氏は述べています。そして、そのような精神的な教育は一般的な学校や企業では行なわれません。

人間の限界を超えるということは、人間としての状態を作る、頭脳的、感情的、身体的な限界を超えるということです。

例えば、家が火事になり子供が瓦礫(がれき)の下敷きになってしまっている人がいたとします。その人は華奢な女性であり、普通であれば瓦礫を持ち上げることはできません。しかし、「子供を助けたい」という強い精神力から、瓦礫を持ち上げてしまうようなこともあります。

これは「瓦礫のように重いものなんて持ち上げることができない」という頭脳的、身体的、感情的な限界を超えたために可能となるものです。

そして、こうした一般的には考えられないような行動を起こさせる強い精神的な力は、人間の限界を超えて行動させる力になります。

ロバート・キヨサキ氏は、こうした「人間の限界を超えた行動を引き起こす精神力」がビジネスで成功するためには大切だと述べています。精神的な教育を受けて、このような精神力を身に付けることで、疑いや恐怖心をより乗り越えることができるようになります。

教育だけでなく知性を身に付けると経済的に成功する

ロバート・キヨサキ氏は、経済的な成功をおさめるために必要な教育として「学問的教育」「職業的教育」「ファイナンシャル教育」の3つを挙げています。

そしてビジネスで成功するためには、このような3つの教育と同じように「頭脳的知性(メンタル・インテリジェンス)」「感情的知性(エモーショナル・インテリジェンス)」「お金に関する知性(ファイナンシャル・インテリジェンス)」という3種類の知性が欠かせないとも述べています。

さらにロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するためにはファイナンシャル・インテリジェンスが必要だが、ファイナンシャル・インテリジェンスを高めるためには、高いEQを持っていることが欠かせない」といっています。つまり、3つの知性の中でも経済的成功をおさめるために最も重要なのは、EQだといえます。

そこで、ロバート・キヨサキ氏が「ビジネスで成功するために欠かせない」と述べている3つの知性について以下に記します。

頭脳的知性(メンタル・インテリジェンス)

頭脳的知性とは、一般的にいわれている知性のことを指します。いわゆる「頭の良さ」の指標として知られる「IQ(Intelligence Quotient)」で表すことができるものです。

IQでは、主に「同年齢集団内における精神年齢の位置」を基準に算出されます。IQの数値が高いほど、知能が高いことを示しており、平均値は100になります。そして、IQが70を下回ると知的障害を持つ可能性を指摘されます。

感情的知性(エモーショナル・インテリジェンス)

感情的知性とは、「EQ(Emotional Quotient)」と呼ばれる感情指数で表すことができる知性のことを指します。

例えば、問題処理能力や事務処理能力といったものだけではなく、環境適応能力や仕事に対する意欲をコントロールする能力など情動を調整する力も判断基準になります。

ロバート・キヨサキ氏は、「IQが高いのにビジネスで成功できない人は、EQが欠けているからである」と述べています。

お金に関する知性(ファイナンシャル・インテリジェンス)

ファイナンシャル・インテリジェンスとは、お金に関する知性であり、具体的には以下の4つに関する能力です。

・お金を稼ぐ方法

・お金を守る方法

・お金を計画的に使う方法

・お金を増やす方法

そして、ビジネスで成功するためには、ファイナンシャル・インテリジェンスが欠かせませんが、ファイナンシャル・インテリジェンスを伸ばすためには、高いEQが必要になります。このような理由から、ロバート・キヨサキ氏は「経済的成功をおさめるためにはEQが最も大切である」といっています。

いくらお金に関する知性(ファイナンシャル・インテリジェンス)が高くても、EQが低いと感情コントロールが上手くできなくなります。

そうなると辛抱強さが欠乏してしまい、金持ちになることを急ぎ過ぎたり、衝動買いをしたりするようになります。その結果、仕事を転々としたり、すぐにビジネスを諦めたり、お金があっても気分に任せて使ったりしてしまうなどの行動につながり、経済的に成功できなくなります。

EQとネットワークビジネス

ビジネスでは、「メンタル・インテリジェンス(IQ)」「エモーショナル・インテリジェンス(EQ)」「ファイナンシャル・インテリジェンス」の3つの知性が欠かせません。ただ、その中でもロバート・キヨサキ氏はEQの重要性を述べています。

そして、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する1つの理由として「ネットワークビジネスがEQを開発してくれるということ」を挙げています。

ネットワークビジネスを行なっていると、ネットワークビジネスを辞める人や、批判してくる人など、さまざまな人と渡り合うことになります。そうした場面を経験するたびに、EQは磨かれて向上します。

例えば、ネットワークビジネスでは、知人をビジネスに勧誘する機会が多くあります。初めは、誘って断られることに対する恐怖心が強くありますが、繰り返し経験することで、最初に持っていたような恐怖心を克服することができます。

ネットワークビジネスでは、そうした経験を乗り越えることで、恐怖心や失望、不満、短気さを克服することができます。

つまり、ネットワークビジネスでは自分自身をより深く知り、人間性を向上させることができるといえます。

このようにネットワークビジネスに参加することで、EQを向上できることも、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由の1つです。

ネットワークビジネスは夢を実現させるビジネスである

ロバート・キヨサキ氏の言葉の中に「ネットワークビジネスは夢を実現させるビジネスである」というものがあります。

ネットワークビジネスを行う際には、この言葉の意味をしっかりと理解しておくことが大切になります。そうすることで、ネットワークビジネスで成功することができるようになります。

そこで以下に、ロバート・キヨサキ氏の「ネットワークビジネスは夢を実現させるビジネスである」という言葉について解説します。

夢を持つことから始める

どのようなビジネスにおいても、夢を持つことから始めることが成功するための秘訣だといえます。

ロバート・キヨサキ氏は著書の中で「小さな夢を見る人は、小さな人のまま生きつづける」と述べています。つまり、「大きな夢を持って、その夢を叶えるような努力を行うことで、実際に夢を達成する力を持つようになる」といえます。

大事なことは、「結果ではなく結果を得るまでの過程でどのような人間になるか」であり、そのためには夢を持つことが欠かせません。

例えば、「ビジネスで大成功して世界的に有名になる」という夢を持つことは大切です。しかし、世界的に有名になること自体は重要ではなく、そのために行った努力や工夫によって、自分自身がどのような成長・変化を遂げたかが大事になります。

このように大きな夢を持つことは、夢を達成させる原動力となり、夢を叶えるまでの過程でその人を大きく成長させます。

以上のような理由から、ロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するためには、夢を持つことから始めて、そして夢を叶えるためにそこから後ろ向きに取り組んで行くことが大切である」と述べています。

夢を見るタイプ

夢を持つことは、ビジネスで成功するために欠かせないことです。ただ、夢の持ち方にもいくつかのタイプがあり、それが間違った方法であるとビジネスで成功することは遠くなります。

ロバート・キヨサキ氏は、著書の中で以下に記す5つのタイプの夢追い人を挙げています。

・過去の夢に浸っている人

例えば、学生時代に甲子園の優勝投手になった人がいます。その人の高校時代は、全国から注目されており、学校内でも人気者でした。しかし、今となっては野球も行っておらず、普通のサラリーマンです。

そして、今でも現在の仕事に対する愚痴をいいながら、「甲子園で優勝した」という過去の夢に浸っているような人のことです。

つまり、その人にとっての人生最良である日はもう過ぎ去っています。このように過去の栄光に浸っているような人は、現状に目を向けることを避けるため、ビジネスで成功することはありません。

・小さな夢しか持たない人

このようなタイプの人は、「自分が達成できそうな夢」を持っています。

例えば、このタイプの人に「お金持ちになって何でも手に入るとしたら何を買いたいですか?」と尋ねると、「使っている財布が古いので、今使用しているのより上等な財布を買いたいです」というように、すぐにでも達成できそうな規模の夢を答えます。

ロバート・キヨサキ氏は、「このタイプの人は、夢が達成できるという自信を持ちたいから小さな夢しか持たない」といいます。

そしてこのタイプの人における一番の問題は、たとえ達成できそうな小さな夢であっても決して叶えることができないということです。そうすることで、守られた空間に閉じこもってしまい安心してしまいます。

このタイプの人は、現状に満足しているため、それ以上大きな成功を手にすることはありません。

・1つの夢を達成した後、満足している人

このタイプの人は、自分が達成した夢の中に生きつづける人です。

例えば、子供の頃に医者になりたいと考えていた少年が、大人になって実際に医者になったとします。医者になった最初はワクワクした毎日を過ごしていたけど、いつの間にか、人生が退屈でしかたなく何か物足りないように感じるようになります。

このように、夢を達成した後に物足りなさを感じてきた場合は、新しい夢を持つ必要があるときです。

このタイプの人は、達成した夢の中に生きつづけるのではなく、また新たな夢を持ち、それに向かって努力することで大きな成功に近づくことができます。

・大きな夢を持っているが、実行しない人

このタイプの人は、どのような人の周りにもいると思います。いわゆる口だけは大きなことをいって、全く行動が伴っていない人です。

例えば、「今年中に会社を辞めて、年収3千万を超すようなビジネスを開始する」と意気込んでいる人がいるとします。しかし実際には、1年経っても会社に残っているような人がこのタイプに当てはまります。

ロバート・キヨサキ氏は、このタイプの人における問題点を「大きな夢を達成するのに、自分1人でやろうとすることである」といっています。

大きな夢を叶えるためには、実現するためのプランや助けてくれるチームが必ず必要になります。

そのためこのタイプの人は、そうした夢を達成するための具体的なプラン立てたり、仲間を見つけたりするように意識することで、夢を実現させることにつながります。

・大きな夢を持ち、その夢を達成して、さらに大きな夢に向かっている人

ビジネスで大きな成功をおさめる人は、このタイプの人であることがほとんどです。

そしてネットワークビジネスでは、みんなが「大きな夢を見なさい、そして実際に達成しなさい」と励ましてくれます。つまり、ネットワークビジネスは、お互いに夢の実現を支援しあっているような人たちの集まりであるといえます。

そのため、ネットワークビジネスに参加することで、大きな夢を持ち、実現した後も行動し続けるようなタイプの人に近づくことができます。そしてそのことが結果的に、ビジネスでの成功へつながります。

リーダーシップスキルが身に付く

ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する理由の1つに「ネットワークビジネスに参加することでリーダーシップスキルを身に付けることができる」ということを挙げています。そしてロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するためにはリーダーシップスキルは大切な材料である」とも述べています。

そのため、ビジネスで成功するために、「ネットワークビジネスで得ることができるリーダーシップ」について学ぶことは有意義だといえます。

そこで以下に、「ネットワークビジネスで得られるリーダーシップスキル」について解説します。

経営スキルとリーダーシップスキルの違い

ビジネスで成功するためには、独自のビジネスを広げていくことが欠かせません。そして、自営業者やスモールビジネスのオーナーは、自分たちのビジネスを拡大することができないため大きな成功をつかむことができません。

その理由の1つが「リーダーシップスキルの欠如」です。

自営業者やスモールビジネスオーナーの多くは、高い経営スキルを持っています。一方で、そのような人たちにはリーダーシップスキルが欠けている人がたくさんいます。

経営スキルとリーダーシップスキルというと、同じような能力に感じる人が多いかもしれません。しかし、この2つのスキルは全く別物であり、大きく異なります。そのため、会社の経営者は必ずリーダーではないですし、リーダーは必ず経営者であるというわけでもありません。

ただ、ビジネスで大きく成功するためにはリーダーシップが欠かせません。独自のビジネスを広げていくことができない自営業者やスモールビジネスのオーナーは、リーダーシップが欠けているためにビジネスで成功することができないといえます。

経営スキルは、会社を経営するために必要な知識や能力です。一方でリーダーシップスキルとは、「従業員やビジネスに関係する人たちを上へ引っ張り上げる能力」です。

そうしたリーダーシップスキルを発揮することで、独自のビジネスを大きく広げていくことができるようになります。

ネットワークビジネスとリーダーシップスキル

ロバート・キヨサキ氏は、「ビジネスで成功するためにはリーダーシップスキルが必要である」と述べています。そして、ロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを推奨する1つの理由として、「ネットワークビジネスに参加することでリーダーシップスキルを得ることができる」ということを挙げています。

そして、ネットワークビジネスで学ぶことができるリーダーシップは、一般的なビジネスでは学ぶことができないようなリーダーシップになります。

一般的なビジネスの世界では、「競争に打ち勝つための組織を作るリーダー」を育てます。一方で、ネットワークビジネスが育てるリーダーは、夢を追っている人をサポートして、その夢を実現するように導くことで周りに影響を与えるようなリーダーです。

このように、ネットワークビジネスのリーダーたちは、「他人を傷つけることなく豊かな金銭的恵みを得られる方法」を教えることで人々のやる気を高めます。

確かに、リーダーシップを学べる機会はネットワークビジネス以外にもあります。しかし、リーダーシップを学べる場は数が少ない上に、ネットワークビジネスで得ることができる「真のリーダーシップ」を学ぶのは非常に難しいといえます。

ネットワークビジネスでは、このようなビジネスで成功するために欠かせない「真のリーダーシップスキル」を学ぶ環境が整っています。そのため、ネットワークビジネスに参加することで、より効率的にリーダーシップスキルを身に付けやすくなるといえます。

今回述べたように、今ではネットワークビジネスを推奨する専門家として知られるロバート・キヨサキ氏も、初めはネットワークビジネスに対して批判的な見方をしていました。

しかし、尊敬するビルの言葉や、ロバート・キヨサキ氏自身のビジネスに対する考え方の変化から、今ではネットワークビジネスは優れたビジネスだとして認めています。こうした専門家の心の変化や推奨する理由を知ることで、あなたのネットワークビジネスに対する味方も変化してくるはずです。

なぜ、アカデミーチームで成功者が続出するのか

自分の金儲けのために人を勧誘したり、商品を売ったりするのがネットワークビジネスではありません。自信をもって紹介できる製品を口コミによって広げ、困っている人を高品質の商品によって助けるのが本来のネットワークビジネスです。

アカデミーチームでは、こうしたビジネスでの原則はもちろんのこと、成功までの手順やチーム生の募集を含めてすべてのサポートを行っています。その結果、成功者が続出しています。

所属するチームが悪ければ、どれだけ頑張っても成功することはありません。あなたがネットワークビジネスで成果がでないのは、言葉は悪いですが教わっている人が悪いといえます。

そこでアカデミーチームでは、強引な勧誘はせず、社会貢献までを考えられる人だけチーム生として募集しています。感謝されるビジネスだけを行いたい人だけ、以下から申込みを行うようにしてください。