販売方法と報酬体系から考えるMLMの利点:報酬の逆転

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ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を行っている会社は、コンビニなどのように店舗を使って商品を販売しません。

基本的には、「ディストリビューター(販売者)」と呼ばれる人たちが口コミによって商品を紹介することで、製品の流通を作ります。つまり、ネットワークビジネスを行っている主催会社にとって、ディストリビューターは個人的な代理店の役割を果たしています。

一般的なコンビニやドラッグストアのような「店舗販売」に対して、こうしたネットワークビジネスで利用される商品流通方法を「無店舗販売」といいます。

また、ネットワークビジネスの報酬体系はマルチレベルマーケティングと呼ばれ、一般的な企業が用いているシングルレベルマーケティングとは違います。

ネットワークビジネスを行う際には、こうした商品流通の仕組みや報酬体系の違いについて理解しておく必要があります。

そこで今回は、「販売方法と報酬体系から考えるMLMの利点」について解説します。

販売方法から見るMLM

ネットワークビジネスでは、スーパーやコンビニなどのように店舗を構えて商品を販売しません。そして、こうした販売方法は、店舗販売に対して「無店舗販売」と呼ばれます。

ネットワークビジネス会社が用いる無店舗販売には、店舗販売と比較してさまざまなメリットがあります。

そこで以下に、無店舗販売と店舗販売の違いについて述べたあと、無店舗販売を行うことで得られるメリットについて記します。

店舗販売と無店舗販売

ネットワークビジネスでは、店舗などを構えることなく、ディストリビューター(販売員)の口コミによって商品の販売を行います。一方でコンビニやドラッグストアでは、店舗に製品を陳列して販売しています。

このように、商品の流通方法は大きく分けて「無店舗販売」と「店舗販売」の2つに分類されます。

無店舗販売には、ネットワークビジネスの他に、通信販売や訪問販売などが挙げられます。このように、仲介業者や店舗を介さずに消費者へ商品を販売する流通方法が無店舗販売になります。

つまり無店舗販売では、「メーカー → 販売代理店・広告宣伝・ディストリビューター → 消費者」という形で消費者に製品が届きます。それに対して店舗販売では、「メーカー → 卸売り店 → 小売店 → 消費者」というような形で商品流通が起こります。

そして、こうした無店舗販売の市場規模は、店舗販売と同じくらい大きくなっています。

例えば、2014年のある調査によると、店舗販売であるドラッグストアの市場規模は6兆679億円と報告されています。それに対して、無店舗販売である通信販売の市場規模はほとんど変わらず、6兆1500万円であったとされています。

他の流通体系の市場規模は、以下のようになっています。

・スーパー:13兆1682億円(2015年)

・コンビニ:10兆1927億円(2015年)

・百貨店:6兆1742億円(2015年)

このように無店舗販売は、他の流通体系と変わりないくらい大きな市場規模となっています。こうしたことからも、無店舗販売によるビジネスを軽視することはできないといえます。

無店舗販売(マルチレベルマーケティング)の利点

ネットワークビジネスの流通体系は、無店舗販売になります。

主宰企業が店舗販売ではなく、無店舗販売であるネットワークビジネスを選択したのには、当然理由があります。無店舗販売を行うことのメリットは、大きく「費用面」「ディストリビューターの存在」という2つの点から説明することができます。

・費用面

無店舗販売は、店舗販売と比較して店舗がないため、テナント代などの費用が必要ありません。また、ディストリビューターに対して商品の販売をお願いできるため、店舗に常駐する店員や、営業社員を雇う必要がありません。

さらに、メーカーと消費者の間に卸売り店や小売店などの仲介業者を介さないため、仲介手数料などがかかりません。つまり、消費者に安く商品を提供することができます。

このように無店舗販売は、始めるためにお金があまり必要でないため、個人でも開始しやすいビジネスといえます。そして、消費者としても良い商品を低価格で購入することができるため、販売者と消費者の両方にとってメリットのある流通方法だといえます。

・ディストリビューターの存在

ネットワークビジネスによる無店舗販売では、商品の愛用者でもあるディストリビューターが販売員としての役割を担っています。

一方で店舗では、パートとして雇われている店員などが商品を販売します。そのため、店にある商品に関しては、使用したことがないものがたくさんある可能性が高いです。そのため、購入したい製品に対する十分な説明を受けることができないことがほとんどです。

それに対してネットワークビジネスでは、製品の愛用者であるディストリビューターが販売するため、商品の詳しい情報はもちろんのこと、使用感や注意点など、愛用者ならではの細かい情報まで得ることができます。

そのため、製品のことを十分に知って、納得した上で商品を購入することができます。

報酬体系から考えるMLM

ネットワークビジネス会社は、販売方法だけでなく、報酬体系も多くの会社と異なっています。具体的には、一般企業の報酬体系が「シングルレベルマーケティング」と呼ばれるものであるのに対して、ネットワークビジネスは、「マルチレベルマーケティング」という報酬体系になります。

そこで以下に、マルチレベルマーケティングとシングルレベルマーケティングの違いについて述べた後に、世界的に成功しているMLM企業について紹介します。

マルチレベルマーケティング(MLM)の由来は給料の体系から

ネットワークビジネスというのは、ネットワークビジネスの会社が、消費者に広告する権利をあたえ(ディストリビューターという)、その売り上げに対して広告料を払うという仕組みであり、マルチレベル(複数の段階)から報酬を支払うため、マルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれます。

報酬を「直接、広告した人からの収入のみ」が支払われる体系はシングルレベル(1段階)マーケティング(SLM)とよばれています。

ネットワークマーケティングは、特定商取引法という法律で扱われている流通体系であり、ネットワークマーケティングの会社には、一定の地位をえている世界的な優良企業が存在します。SLMとMLMとの違いは、収入の支払い方法の違いだけです。

マルチとは、マルチメディア、マルチな活躍、お笑いも俳優もこなすマルチタレント、2つ以上のことを同時にこなすマルチタスク、複数の栄養がとれるマルチビタミン、などと同じ意味でマルチ「複数、2つ以上」という意味になります。

マルチレベルというのは、複数の段階から報酬があるいう意味になります。

世の中は、ほとんどがマルチレベルである

例えば、普通の会社で考えますと、部長Fさんの部下に課長Kがいて、その課長Kの部下に社員Sがいるようになります。この社員Sさんの売り上げの功績により、チーム全体の成績が上がるため、部長Fさんの給料に影響があります。ただ、社員Sさんが部長Fさんの給料を超すことはありません。

もう一つ法人を例えにして説明してみます。会社Aに、親会社Oがあったとします、さらに、親会社Oの「大株主である投資会社K」があったとします。この場合、親会社Oも投資会社Kも、子会社Aの業績により利益がかわります。

メーカーさんが問屋に商品をおろし、問屋さんが小売店に商品おろし、小売店で消費者は買います。小売店での利益は、もちろんメーカーさんの利益にもなります。

そう考えますと、世の中は、ほとんどがマルチレベルでできているともいえます。

シングルレベルマーケティング

その反対にシングルレベルというのは、シングル「1つ、一人、単体」、レベル「段階」となり、直接的な報酬に影響をあたえたという意味になります。例えば、実際に商品を売った実績のみが給料に反映されるのであれば、それは「シングルレベルマーケティング」となります。この場合、収入を増やすためには、多くの直接販売が必要となります。

直販業界(ダイレクトセーリング)の主流はネットワークマーケティング

そのため、直販業界(ダイレクトセーリング)の世界の流れは、マルチレベル型の報酬の仕組みを採用する企業が業界の主流となってきています。例えば、アメリカの訪問販売協会の加盟社のうち、約97%がマルチレベルの報酬制度を採用しています。

世界貿易機関(WTO)も、直販業界(ダイレクトセーリング)を「流通体系の一つである」と認識しているのです

ネガティブなイメージがついた理由

マルチレベルの報酬体系について、日本では「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」33条で定義され、アメリカなどではマルチレベルマーケティング(MLM)と呼ばれています。

しかし、法律で認められているこのビジネス体系を悪用した企業が出現した際に「マルチまがい商法」という言葉が使われました。そして、いつの間にか「まがい」が取られて「マルチ商法」という呼び名がついてしまい、いまだにネガティブな印象を持っている人がいます。

また、一部のディストリビューターによる強引な勧誘や売り込みなどによって、業界全体の風評が悪くなってしまっています。

ただ、実際はそういった強引な勧誘や売り込みをするディストリビューターはごくごく一部であり、ほとんどのディストリビューターはコンプライアンス(法律やマナー)を守り、正しくビジネス活動をしています。

こういった一部の間違った考え方や、やり方をしている人はどの業界でも存在しますが、それはその業界や仕組みが悪いというわけではなく、そういった仕組みを悪用しようという「悪い人」が存在するだけなのです。

まとめますと「シングルレベルマーケティング」と「マルチレベルマーケティング(MLM)」の違いは、報酬制度が1段階(シングル)か複数(マルチレベル)なのかの違いです。どちらも同じ直販業界(ダイレクトセーリング)であることに違いありません。

ネットワークビジネスをやる上でもっとも大切なことは、正しい知識を持ち、コンプライアンスに沿った正しいやり方を通じて、適切な心構えを持って取り組むということです。

社会的な一定の地位を得たネットワークマーケティング企業の存在

ネットワークマーケティングの会社では、上場している会社も存在します。もちろん上場には、多くの方が株式を購入するため、厳密な審査があります。具体的には銀行、証券会社、取引所の審査が必要です。

さらにネットワークマーケティングには、NBA(全米プロバスケット協会)の強豪オーランドマジックのオーナーをつとめている会社や、イタリアセリアAのチームのスポンサーをしている会社も存在します。

ほかにネットワークマーケティングのオーナーには、APEC(アジア太平洋経済協力)に招待される政治的にも影響力をもった優良企業の人もいます。

報酬プランによって収入の逆転がおこる

ネットワークビジネスに対して、「結局ネットワークビジネスは上が儲かる」、「先に始めたものが得をする」などのイメージを持つ人がいます。実際のところ、これは間違いです。

ネットワークビジネスには、口コミした人へキャシュバックする「報酬プラン」というものが存在します。

ステアステップ、ブレークアウェイ、ユニレベル、バイナリ、マトリックス、パスアップ、ハイブリッド、マッチングなど報酬プランの種類は多岐にわたります。

その報酬プランの全てにおいて共通することは、後にはじめた、先にはじめたに関係なく収入の逆転があることです

伝えた数により収入の逆転がおこる

ネットワークビジネスでは、製品を購入したり、ビジネスをしたりするのに会員になる必要があります。この会員になることを「登録をする」または「ポジションをもつ」といいます。

例えば、AさんがBさんにネットワークビジネスの企業のことを伝えて、Bさんがその会社に登録したとします。その後、Bさんから3人の人が登録して、その会社の製品を使ったとします。

この場合、Bさんの方が(Aさんより)報酬が多くなります。理由はBさんの方が多くの人に広告をしたため、会社はBさんの貢献度が高いと考えます。

このBさんのような(数多く伝えた)人へのキャシュバックが、多くなるように報酬プランは作られています。(会社のプランにより一部変わりますが、基本的にはBさんが多くなります)

仮にあなたがBさんの立場であったとします。「紹介者Aさんの方が自分より先に始めた」という理由だけで自分より収入が多い場合、それを公平とは感じないはずです。何もやっていない人が、頑張って多くの人に伝えている人より収入が多かったとしたら、それは不公平になります。

そういったことを防ぐために、報酬プランはしっかりと考えられてつくられています

段数の制限で収入の逆転

そのほかには、「報酬プランに「段数の制限」をもうける」ことで収入の逆転がおこります。

ネットワークビジネスでは、自分が伝えた人を1段目(フロント ポジション)と呼び、その人から伝わる方を2段目(セカンド)、さらにそこから伝わる人を3段目(サード)と呼びます。

例えば、ある会社の報酬プランが「5段階まで収入をもらえるプラン」だったとします。

このとき、「Bさんが伝えた1段目」の人をCさんとします。そして「Cから伝わった5段目」をGさんとします。Cさんにとって、Gさんは5段目にあたるため収入の対象となります。

しかしBさんにとって、Gさんは6段目にあたります。そのため収入にはなりません。

そうすると、仮にBさんにとって6段目以降に大きな広がりがあった場合であっても、Bさんには報酬が発生しません。そのため、1段目のCさんや2段目、3段目、4段目や5段目にいる人のほうが、収入が大きくなる可能性があります。つまり先にはじめた紹介者の収入を抜くことになります。

こういった「収入の逆転」がネットワークビジネスでは、よく起こるため「先にはじめる方が得」とは必ずしも言えないのです

自分からはじまる報酬プランのみを意識する

ネットワークビジネスに参加したディストリビューターは、全員が同じ報酬プランになります。そのため「5段階まで収入をもらえるプラン」の場合であれば、自分から5段階までを意識してネットワークビジネスを活動すれば良いということです

実際のところ、あなたが紹介者を逆転する場合もありますし、また先にはじめても収入を抜かれる場合もあります。そのため、自分からはじまる5段階までに集中して伝えて増やすことのみを考えていきましょう。

そのほかにも、報酬プランにより収入の逆転の方法は変わります。例えばバイナリプランなら、2系列目の人数の大きさによって収入の逆転が起こります。

様々な角度から練られた報酬プラン

報酬プランは、複雑な計算を必要とするため、報酬プランを専門に計算する会社が存在するほどです。そしてさまざまな観点からの考え方を練るようにして、報酬プランは決定されます。

このように、ボーナスプランはとても奥の深い世界です。

ネットワークビジネスの報酬プランに共通していることは、あとで始めた人が先にはじめた人の収入を抜くことができるという点です。先に伝わった人より伝えた数が多い、5段階までの人数が多い、または2系目の人数が多いことで、先に伝わった人よりも多く収入を得る仕組みになっています。

そのため「後にはじめたこと・先にはじめたこと」を気にするより、収入の逆転があるので「自分からどれだけの人に広がらせるのか」だけを考えていきましょう。

今回述べたように、世の中にある製品流通の方法には、大きく分けて店舗販売と無店舗販売の2つがあります。そして、ネットワークビジネスが無店舗販売を行うことで、「費用が節約できる」「ディストリビューターが販売する」という2つのメリットが得られます。

また、一般企業とネットワークビジネス会社では、報酬体系にも、シングルレベルマーケティングとマルチレベルマーケティングという違いがあります。

ネットワークビジネスを行う際には、こうした商品流通方法や報酬体系の違いによる特徴、報酬プランを知っておくことが大切です。

なぜ、アカデミーチームで成功者が続出するのか

自分の金儲けのために人を勧誘したり、商品を売ったりするのがネットワークビジネスではありません。自信をもって紹介できる製品を口コミによって広げ、困っている人を高品質の商品によって助けるのが本来のネットワークビジネスです。

アカデミーチームでは、こうしたビジネスでの原則はもちろんのこと、成功までの手順やチーム生の募集を含めてすべてのサポートを行っています。その結果、成功者が続出しています。

所属するチームが悪ければ、どれだけ頑張っても成功することはありません。あなたがネットワークビジネスで成果がでないのは、言葉は悪いですが教わっている人が悪いといえます。

そこでアカデミーチームでは、強引な勧誘はせず、社会貢献までを考えられる人だけチーム生として募集しています。感謝されるビジネスだけを行いたい人だけ、以下から申込みを行うようにしてください。