ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を行っている人で、「アムウェイ」という名前を聞いたことがない人はいないと思います。アムウェイは、世界的に有名なネットワークビジネスの会社です。
アムウェイは、洗剤から浄水器、栄養補助食品といったような、さまざまな商品を販売しています。
そしてアムウェイでは、そのような商品を「マルチレベルマーケティング」という販売手法で売っています。アムウェイで行われているこの売り方こそが、いわゆるネットワークビジネスと呼ばれるものです。
つまり、ネットワークビジネスとは、マルチレベルマーケティングというビジネス手法を用いて行うビジネスのことです。
そのため、ネットワークビジネスを行う上で、「マルチレベルマーケティングとは何か?」を理解することは必須です。
そこで今回は、「アムウェイの特徴と注意点」について解説します。
もくじ
マルチレベルマーケティングについて
アムウェイは、マルチレベルマーケティングと呼ばれるビジネス手法を用いています。アムウェイについて理解するためには、まずはマルチレベルマーケティングについて理解しておくことが大切です。
ダイレクト・セリング(直接販売)とは
アムウェイのビジネス手法における特徴の1つが、「ダイレクト・セリング(直接販売)」になります。ダイレクト・セリングとは、一般的な流通形態をとらずに、メーカーから消費者へと商品が直接販売されるビジネス手法です。
一般的には、メーカーで作られた商品は、卸売業者や小売業者を介して消費者に販売されます。そのため、当然ながら仲介業者となる小売業者や卸売業者には仲介手数料が支払われます。つまり、商品の流通に多くのお金が必要となるため、その分が製品の販売価格に上乗せされます。
また、卸売業者や小売業者は自身で製品を作っているわけではないため、商品について詳しく知っておく必要はありません。
あなたは、化粧品などをお店で買うとき「店員の商品に対する説明が不十分だ」「店員は全然製品の特徴を理解していない」と感じたことはないでしょうか。それは、このようにメーカーと消費者との間に、卸売業者や小売業者が入っているために起こることです。
一方で、ダイレクト・セリングによる販売方法は、「メーカーが卸売業者や小売業者を介さず直接的に消費者へ商品を売る」方法です。そのため、以下のようなメリットがあります。
・仲介手数料が必要ないため、商品を安く販売できる
・商品の特徴を説明して販売するため、消費者が納得した上で購入できる
・店舗が必要ないため、その分だけ経費がかからない
このように、アムウェイが用いるダイレクト・セリングというビジネス手法には、販売側にも購入側にもメリットばかりの販売方法だといえます。
マルチレベル式報酬システムとは
アムウェイのビジネス手法は、「ダイレクト・セリング」と「マルチレベル式報酬システム」の2つを組み合わせたものになります。
マルチレベル式報酬システムは、「口コミで商品の情報を広げて、口コミをしてくれた人に対して報酬を支払う」というシステムです。そして、そのような口コミが多くの人へ段階的(多層的)に広がると、下位で発生した売上の一部は、最初に口コミをした上位の人にも支払われるような仕組みになります。
例えば、あなたが知人Aに対してある商品を販売したとします。そして、知人Aからの口コミで別のBさんという人に製品が売れた場合、あなたはBさんへの商品販売で生じた利益の一部を報酬として受け取ることができます。
つまり、マルチレベル方式の報酬システムでは、あなたが直接販売に関わらなくても、あなたの口コミから広がったネットワークを形成することで収入を得ることができます。
そして、このようなマルチレベル式報酬システムを活用することには、以下のようなメリットがあります。
・努力次第で誰でも報酬を得ることができる
・口コミであるため、納得した上で商品を購入できる
このように、ダイレクト・セリングの販売方法とマルチレベル方式の報酬システムを活用することで、良い商品を安く流通させることができるだけでなく、主婦や高齢者などでもビジネスに参加して報酬を得ることができるようになります。
その結果、ネットワークがどんどん広がるため、製品流通がさらに活発になります。
アムウェイの誕生
アムウェイは1959年にアメリカで誕生しました。そして、アムウェイの誕生は2人の青年から始まりました。
アムウェイは2人の青年から始まった
アムウェイは、ジェイ・ヴァンアンデル氏とリッチ・デヴォス氏の2人によって創立された会社です。
ジェイ・ヴァンアンデル氏とリッチ・デヴォス氏は、学生時代からの友人でした。そして2人は、「学生のときからパートナーシップを持ち続けてアムウェイを共同経営する」という、世界的にみても稀な経営形態を続けています。
このように、友情と共通する考え方によってパートナーシップを維持し続けることは、ビジネスの世界では珍しいことです。
大半の場合、そのようなパートナーシップはどちらかの「わがまま」や「裏切り」によって壊れます。アムウェイが、大きく世界的に有名になったのも、このようなパートナーシップがあったからこそだといえます。
そして創始者2人のビジネスは、現在のアムウェイとは無関係の航空機ビジネスから始まりました。第二次世界大戦後、アメリカで起こった航空機ブームに合わせて航空機関連の会社を創立したことが、2人のビジネスの始まりです。
その航空機ビジネスは、いろいろな困難を乗り越えながらもミシガン州でも有力な会社となるまでに成長しました。
このビジネスは、アムウェイ創始者の2人にとって多くのことを学ぶものとなりました。そして、この航空機ビジネスでの学びは、アムェイの誕生にも関係しています。
2人が航空機ビジネスを通して学んだ教訓には、以下の3つのことが代表的な教えとして挙げられています。
・何が起こっても前進を続けること
・自身が現場に干渉せずに責任を委譲すること
・人が眠っている間に頭を使って懸命に働くこと
この3つの教訓は、2人がアムェイの創立後も大切にしていたものです。
そして、2人は航空ビジネスが軌道に乗り始めた頃に行った南米旅行で、ある「大きな影響」を受けます。それは、「政治の統制が強すぎる南米諸国で生活する人々に触れることで、自由経済の大切さを実感した」ことでした。
このような「自由の尊さ」、つまり「活力の源泉としての自由の大切さ」が、アムウェイビジネスの原点となっているといっても過言ではありません。
2人は南米旅行の後から、輸入業やアイスクリームの販売、木馬の製造・販売などのさまざまな事業を行いました。そのようなビジネスも、アムウェイビジネスを大きくする肥やしになりました。
マルチレベルマーケティングとの出会いからアムェイの誕生
2人のネットワークビジネスとの出会いは、ジェイ・ヴァンアンデル氏の両親が「ニュートリライト」という栄養補助食品をジェイ氏に勧めたことでした。そして、その商品の販売方法を詳しく聞いたジェイ氏は、その直接販売の手法に共感しました。
このニュートリライトの販売方法が、いわばマルチレベルマーケティングの原型といえるものです。
ここから、ジェイ・ヴァンアンデル氏とリッチ・デヴォス氏の2人は、今まで行っていた全ての事業を止めてニュートリライトの活動に専念することになります。
しかし、ニュートリライトに大きな問題が起こり、2人はそのことがきっかけで独立することになります。そして、同じようにマルチレベルマーケティングの手法を活用したアムウェイが誕生することになります。
アムウェイの歴史
ジェイ・ヴァンアンデル氏とリッチ・デヴォス氏の2人がアムウェイを立ち上げた後、アムウェイ創立の話はすぐに広がりました。特に、ニュートリライト社のディストリビューターの多くが、アムウェイに興味を示し始めました。
初めの頃は、ニュートリライト社の販売力に影響を与えないようにするため、ニュートリライト社のディストリビューターをアムウェイに、招くことを拒んでいました。しかし、「アムウェイはビジネスチャンスを全ての人に平等に提供する」という2人の思いから、彼らはニュートリライト社のディストリビューターを受け入れることにました。
アムウェイビジネスにおける最初の製品は、「フリスク」と呼ばれる濃縮洗剤です。創始者の2人は、「多くの人に必要性が伝わりやすく、なおかつ政府の規制が厳しくなくて売りやすい商品」という理由で、洗剤を売ることにしました。
その後、2人のビジネスはどんどん展開していくことになります。
1971年には、オーストラリアに関連会社を設立して、国際ビジネスに踏み出すことになります。さらに翌年の1972には、2人が勤めていたニュートリライト社を買収して、栄養補給食品を販売し始めました。このようにして、2人はビジネスの基盤を確立していきました。
その後のアムウェイにおけるビジネス展開を、以下に記します。
1973年 | ヨーロッパ進出 |
1974年 | アジア進出 |
1979年 | 日本アムウェイ開業 |
1985年 | 中南米地区進出 |
1991年 | ハンガリーアムウェイ開業
ブラジルアムウェイ開業 |
1995年 | 中国アムウェイ開業 |
2005年 | ロシアアムウェイ開業 |
2008年 | ベトナムアムウェイ開業 |
このようにして、アムウェイは世界中に展開していきました。
アムウェイにおける4つの企業理念
アムウェイは、ネットワークビジネスを行っている人に限らず、世界的に知られている有名な企業です。アムウェイは、洗剤や浄水器、栄養補助食品など、さまざまな高品質の商品を開発・販売している会社です。
そして、商品の販売手法として「マルチレベルマーケティング」を使っていることでもアムウェイは有名です。これは、アムウェイの創始者であるジェイ・ヴァンデル氏とリッチ・デヴォス氏が、マルチレベルマーケティングの始まりである「ニュートリライト社」出身であることが関係しています。
ジェイ・ヴァンデル氏とリッチ・デヴォス氏の2人は学生時代からの友人であり、ニュートリライト社で働く前も、2人でさまざまなビジネスを行っていました。しかし、あることがきっかけでニュートリライト社が行っているマルチレベルマーケティングに感銘を受けました。そして、今まで行っていた全てのビジネスを止めてニュートリライト社に勤めることになります。
そのようにして、ニュートリライト社で学んだマルチマーケティングの手法を用いて、2人が創立した会社がアムウェイです。
2人の創始者はアムウェイを創業する上での理念として、「自由」「家族」「希望」「報われること」の4つを掲げています。創業以来、このような理念を世界のディストリビューターたちと共有してきたからこそ、アムウェイはここまで大きく成長できたといっても過言ではありません。
自由
アムウェイビジネスは、年齢や性別、経歴などに関係なく誰でも参加できるビジネスです。そして、アムウェイが提供するシステムによって、どのような人でも自分のビジネスを持つことができます。
そして、アムウェイの理念である「自由」には、「できるだけ多くの人に事業を行う機会をもたらしたい」という意味があります。アムウェイビジネスは、タイムカードもノルマもなく、自由に自分の時間を使って行えます。しかも、必要な資金は年会費の3600円のみです。
このように、アムウェイにおける「自由」という理念には「全ての人が自由にビジネスを行えるように支援したい」という創業者の想いがあります。
家族
アムウェイでは、「家族は社会の基盤であるため、家族を大切にすれば豊かな人間性や文化を生み出す」としています。
そして、アムウェイビジネスを行うことで、夫婦が一緒の仕事を行うだけでなく、子供も自由な企業家精神を学ぶことができます。その結果、家族の絆が深まることで、社会全体に良い影響を与えることにつながります。
このように、家族を尊重していることも、アムェウェイビジネスにおける特徴の1つだといえます。
希望
希望は、人生を切り開くためのエネルギーになります。またアムウェイは、「自分自身でビジネスを始めたい」という多くの人が持つ希望を実現できる場にもなります。
このようにアムウェイの理念には、「自らの希望を実現させることで、人生におけるあなた自身の可能性を広げて欲しい」という願いが込められています。
報われること
アムウェイでは、努力した結果として、人に認められたり報酬を得られたりすることを実感できる場であることを大切にしています。
そして、そのような「報われることについての思い」は、一緒にビジネスを行うメンバーがお互いに尊重しあうことで実現します。アムウェイでは、このように「報い」「報われる」ことによって共に成長していくことを尊重しています。
アムウェイのビジネスシステム
アムウェイビジネスは、リスクがなく誰でも収入を得ることができるビジネスです。そして、アムウェイビジネスで成功するためには、少なくともアムウェイのビジネスシステムの仕組みは理解しておく必要があります。
そこで以下に、「アムウェイのビジネスシステムについて記します。
愛用者を増やすことで収入が得られる
アムウェイビジネスに限らず、ネットワークビジネスの基本は、「口コミによってネットワークビジネス会社が販売する商品の愛用者を増やしていく」ことです。そうすることで、製品の流通を生み出した結果、報酬をもらうことができます。
そのため、ネットワークビジネスへの登録者を増やすだけでは収入にはなりません。製品の愛用者が生まれて、そこに流通が作られることで初めて報酬を得ることができます。このようなことからも、ネットワークビジネスと混同されやすい「ネズミ講」や「悪徳マルチ商法」などとは一線を画しています。
アムウェイのビジネスシステムは「努力して流通を作った人が報われる」という形になっています。この「努力に見合った報酬」という点も、アムウェイビジネスの特徴だといえます。
このように、アムウェイビジネスでは、口コミによって商品の流通を作るだけで収入を得ることができます。そのため、ビジネス知識がない主婦や高齢者でも、努力することで成功できるビジネスです。
アムウェイのビジネスで報酬を得る仕組みは、このように極めてシンプルなものだということを理解しておいてください。
商品の割引率は平等
アムウェイビジネスを行う上で多くの人は、「ネットワークビジネスは、先に始めた人が儲かるようなシステムになっている」と思っています。しかし、アムウェイビジネスは理念として「平等」を掲げているだけあって、誰もが平等の機会を与えられます。
例えば、アムウェイに登録してディストリビューターになると、アムウェイの商品を割り引き価格で購入することができます。そして、その製品を小売価格で販売すると、その差額を報酬として得ることができます。
そしてその割引額は、今まで実績のあるディストリビューターであっても、今日からビジネスを始めたディストリビューターであっても同じです。つまり、アムウェイの商品を販売することで得られる報酬額は、経験豊富なディストリビューターでも経験が浅いディストリビューターでも同じです。
このようにアムウェイビジネスは、「先にビジネスを開始した人だけが儲かる」というシステムではありません。
各種のボーナスも同じ
アムウェイビジネスでは、自分自身で商品を販売して得られる収益だけでなく、一定以上の条件を満たした場合にアムウェイから支払われる「ボーナス」があります。
例えば、あなたが中心となって作ったグループの売上がアムウェイで決められた基準を越すと、アムウェイからあなたに対してボーナスとして特別報酬が支払われます。そして、そのような状態を維持することで、アムウェイの組織内での立場が上がっていきます。
そのようなボーナスは、あなたの仕事量に対して支払われるものです。そのため、あなたの頑張り次第では、十分に先行者のボーナスを上回ることも可能です。
このように、アムウェイにはボーナスというシステムがあります。
ダイレクト・フルフィルメントとは
アムウェイの中でも特徴的なシステムに「ダイレクト・フルフィルメント」があります。アムウェイのシステムを理解するためには、ダイレクト・フルフィルメントについて知っておくことが必須です。
アムウェイにおける発注・報酬支払いシステム
アムウェイビジネスにおける商品発注は、もともとは「グループのリーダーが一括して行う」というシステムでした。そして、ボーナスなどの報酬も、「グループのリーダーがまとめて受給してメンバーに分配する」という方法で行われていました。
しかしそのようなシステムでは、以下のような問題が多く発生していました。
・メンバーへの報酬支払いが遅れる
・メンバーへの報酬が支払われない
このような問題を解消するために導入された制度が「ダイレクト・フルフィルメント」です。
今までグループのメンバーとアムウェイは、リーダーを仲介しなければ発注や報酬の支払いを行うことができませんでした。
一方、ダイレクト・フルフィルメントの制度では、グループのメンバーであるディストリビューターが直接的に、アムウェイに商品を発注したり、アムウェイから報酬を受け取ったりします。そうすることで、報酬の遅延や未払いという問題が解消されました。
そして、さらにダイレクト・フルフィルメントを改良して作られたのが、「アーリー・ワーニング・システム」です。
アーリー・ワーニング・システムでは、ディストリビューターの登録や受注、支払い、返品状況などを常時確認しています。そして、万が一不備があった場合、自動的に関係部署へ通知が届くようになっています。そのため、早期に問題が発見・解決されるようになっています。
このようにアムウェイでは、ダイレクト・フルフィルメントの導入をきっかけに、情報を共有するためのシステムが進化しています。
ダイレクト・フルフィルメント導入のメリット
既に述べたように、アムウェイがダイレクト・フルフィルメントの制度を導入したことで、組織内のディストリビューターへの報酬支払いの問題が解消しました。そして、ダイレクト・フルフィルメントによって得られたメリットは、それだけではありません。
グループのリーダーは、ダイレクト・フルフィルメントの制度が導入されるまで、グループ全体の発注や報酬の支払いを管理しなければいけませんでした。そのため、たくさんの慣れない経理や事務作業を行う必要がありました。
そこで、ダイレクト・フルフィルメントが導入されることで、そのような役割は全て会社自体が行ってくれるようになりました。そにため、グループのリーダーにかかる負担が大きく減りました。
このように、ダイレクト・フルフィルメントの制度を導入することで、「ディストリビューターの保護」だけでなく、「リーダーの負担軽減」というメリットが生じました。
アムウェイにおけるボーナスの出処
アムウェイビジネスで収入を得るには、「割引価格で購入した商品を小売価格で販売して差額で儲ける方法」と「自分が作ったグループでポイントを集めてアムウェイからボーナス報酬をもらうことで稼ぐ方法」の2つがあります。
そして、アムウェイビジネスで稼いでいる人のほとんどは、後者の「ボーナス報酬」によって収入を得ています。
ボーナスとは、「あなたが作ったグループで商品が流通した分(売れた分)に対して、あなたに支払われる報酬」を指します。具体的には、ディストリビューターの製品購入価格の28.75パーセントが、全てのディストリビューターに分配されます。
アムウェイビジネスで稼いでいる人は、収入のほとんどをボーナス報酬から得ています。
そこで、ここからは「なぜ小売販売のように、あなたが直接販売したわけでもないのにボーナスという報酬を得ることができるのか」について解説します。このようなボーナスは、大きく分けて「中間流通マージンの削減」「広告費や宣伝費の節約」「無店舗販売」という、アムウェイビジネスにおける3つの特徴から発生します。
中間流通マージンの削減
一般的な小売販売では、メーカーで作った製品は代理店から問屋、問屋から店舗というように、いくつかの流通段階を経ることで販売されます。そのため、メーカーから消費者までの中間に入る代理店や問屋、店舗などには、仲介手数料が支払われることになります。
そのため、このような流通によって商品を売る場合、消費者に販売されるときの値段は、メーカーが実際に希望する価格より高くなっています。
一方でアムウェイの場合、代理店や問屋といったような中間業者を通さずに、メーカーから直接消費者に商品を販売します。そのため、仲介手数料を取られずに商品を流通させることができます。
以上のように中間流通マージンを削減することで、ボーナス報酬を支払うことができるようになります。
広告費や宣伝費の節約
大手有名企業の多くは、テレビのCMなどを使って商品の広告や宣伝を行っています。そしてそのような活動には、莫大な費用がかかっています。
一方でアムウェイでは、そのような広告・宣伝費は一切かけずに、ディストリビューターの口コミによって商品を広げています。つまり、ディストリビューター自身が広告・宣伝を行っています。
そうすることで、広告・宣伝費が節約でき、その分をボーナス報酬に当てることができます。
無店舗販売
アムウェイの商品販売には、店舗が一切必要ありません。ディストリビューターが紹介した製品が売れた場合には、直接アムウェイに注文して発送してもらいます。
このようにして、店舗にかかる費用を削減しているため、ボーナス報酬を支払うことができます。
資格・称号「ピン・レベル」と年収
アムウェイビジネスを行う上で、アムウェイにおける資格・称号である「ピン・レベル」について知っておくことは必須です。
アムウェイでディストリビューター(販売者)として登録し、ある程度の実績を達成すると、審査を受けることで資格・称号が認定されます。このようなアムウェイにおける資格・称号を「ピン・レベル」といいます。
当然、ピン・レベルが上がるほど収入も高くなるため、アムウェイビジネスを行う人は、より上位のピン・レベルを目指して活動します。
そこで以下に、「ピン・レベルの概要」と「ピン・レベル別における年収の目安」について解説します。
アムウェイにおけるピン・レベルについて
アムウェイビジネスでは、ディストリビューターとして活動した結果として、ある一定以上の実績を達成すると資格・称号がつきます。このことを「ピン・レベル」といいます。
まず、アムウェイにディストリビューターとして登録した直後に目指すピン・レベルは「SP:シルバー・プロデューサー」というものです。シルバー・プロデューサーに認定されるための条件は、「150万点以上を1ヶ月以上達成すること」とされています。
このように、あるピン・レベルに認定されるためには、ある一定以上の条件が定められており、それを達成しなければいけません。ただ、アムウェイビジネスについて知らない人が「○○万点以上を△△ヶ月達成」と聞いても、よく理解できないと思います。
しかしこのような条件は、アムウェイビジネスにおけるマーケティング・プランの根幹となります。つまり、ピン・レベルの達成条件などを詳しく話すことは、アムウェイのディストリビューターが行う仕事を奪うことになります。そのためここでは、ピン・レベルの資格名と簡単な条件についてのみ記します。
資格 | 条件 |
SP(シルバー・プロデューサー) | 150万点以上を1ヶ月以上達成 |
GP(ゴールド・プロデューサー) | 150万点以上を3ヶ月以上達成 |
DD(ダイレクト・ディストリビューター) | 150万点以上を6ヶ月以上達成 |
ルビーDD | 300万点以上を1ヶ月以上達成 |
サファイアDD | 自分からみて2系列のDDが独立 |
エメラルドDD | 自分からみて3系列のDDが独立 |
ダイヤモンドDD | 自分からみて6系列のDDが独立 |
エグゼクティブ・ダイヤモンドDD | 自分からみて9系列のDDが独立 |
ダブル・ダイヤモンドDD | 自分からみて12系列のDDが独立 |
トリプル・ダイヤモンドDD | 自分からみて15系列のDDが独立 |
クラウンDD | 自分からみて18系列のDDが独立 |
クラウン・アンバサダーDD | 自分からみて20系列のDDが独立 |
このようにアムウェイビジネスでは、どんどんビジネスでの実績を積んでいくことで、ピン・レベルを上げることができます。当然、ピン・レベルが上になるほど年収も高くなるため、アムウェイビジネスでは高いピン・レベルを目指して活動します。
ただ、今回記した内容はあくまで目安ですので、実際にはもっと細かい条件があります。そのため、上記の表は参考程度にしておいてください。
ちなみに、DD(ダイレクトディストリビューター)は、日本アムウェイから独立したと認められる最初のピン・レベルになります。
ピン・レベル別の年収
アムウェイビジネスでは、ピン・レベルが上がるほど年収が高くなります。具体的な額に関しては人によって異なりますが、おおよその年収が日本アムウェイ社によって公表されています。
例えば、ダイヤモンドDD以上のディストリビューターは、平均年収が3211万円となっています。また、その中でも上位10組の平均年収は1億3341万7000円と公表されています。
以下にその他のピン・レベルにおける年収の目安を記します。
ピン・レベル | 年収 |
SP | 10~100万 |
GP | 100~200万 |
DD | 200~400万 |
ルビーDD | 450~550万 |
サファイアDD | 600~800万 |
エメラルドDD | 800~1200万 |
ダイヤモンドDD | 1200~2500万 |
エグゼクティブ・ダイヤモンドDD | 3000万~ |
ダブル・ダイヤモンドDD | 5000万~ |
トリプル・ダイヤモンドDD | 6000万~ |
クラウンDD | 8000万~ |
クラウン・アンバサダーDD | 1億~ |
このように、アムウェイビジネスだけの収入で生活していくためには、最低でもDD以上を目指す必要があります。これはあくまで目安ですが、アムウェイビジネスでは、先ほどの表に記したように数千万円以上の収入を得ることも夢ではありません。
今回述べたように、アムウェイで成功するためには、アムウェイの特徴や注意点を理解しておくことが大切です。まずは以上に挙げたポイントだけでも押さえておくようにしましょう。
なぜ、アカデミーチームで成功者が続出するのか
自分の金儲けのために人を勧誘したり、商品を売ったりするのがネットワークビジネスではありません。自信をもって紹介できる製品を口コミによって広げ、困っている人を高品質の商品によって助けるのが本来のネットワークビジネスです。
アカデミーチームでは、こうしたビジネスでの原則はもちろんのこと、成功までの手順やチーム生の募集を含めてすべてのサポートを行っています。その結果、成功者が続出しています。
所属するチームが悪ければ、どれだけ頑張っても成功することはありません。あなたがネットワークビジネスで成果がでないのは、言葉は悪いですが教わっている人が悪いといえます。
そこでアカデミーチームでは、強引な勧誘はせず、社会貢献までを考えられる人だけチーム生として募集しています。感謝されるビジネスだけを行いたい人だけ、以下から申込みを行うようにしてください。