ネットワークビジネス推奨者「船井幸雄」について知る

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ネットワークビジネス(MLM:マルチレベルマーケティング)を推奨する専門家の1人に、船井幸雄氏がいます。船井氏は、経営コンサルタントを主な仕事としています。そして、船井総合研究所という名で、経営コンサルタント会社としては世界初の株式上場を果たした人物でもあります。

こうした船井幸雄氏は、流通の専門家であり、ネットワークビジネスのマーケティング手法である「マルチレベルマーケティング」を推奨しています。

そのため、ネットワークビジネスを始めたり、実践したりしている人にとって、船井幸雄氏について学ぶことは有意義なことだといえます。

そこで今回は、「ネットワークビジネスの推奨者である船井幸雄氏」について解説します。

船井幸雄氏の経歴

船井幸雄氏は、1933年に大阪府で誕生しました。大阪府立河南高等学校を卒業後、京都大学農学部経済学科へ入学しました。そして、1956年同大学を卒業します。

そして大学卒業後は、日本マネジメント協会で経営コンサルタントを行い、最終的には理事を経て1970年に独立します。このときは、日本マネジメント協会のメンバーと13人で経営コンサルタント会社として「日本マーケティングセンター」を創業しました。

15年後の1985年には、日本マーケティングセンターから「船井総合研究所」に社名を変更します。その3年後の1988年には、経営コンサルタント会社では世界初となる株式上場を果たします(現在は東証、大証の一部上場会社)。

その後、船井総合研究所の社長、会長というポストを経て、2003年に役員を退任しています。

著書としても「2011年からの正しい生き方」や「予測はしないほうがいいのだが」「生命(いのち)の秘密がわかってきた」などを代表に、約400冊も出版しました。

2014年1月に出版した「未来への言霊」が遺作となり、2014年1月19日に肺炎で亡くなられました。

このように、船井幸雄氏は経営コンサルタントいったような事業戦略を中心に、仕事や人生に対する思考などを提唱した人物でした。

船井幸雄氏とネットワークビジネス

船井幸雄氏は、経営コンサルタントであり、流通の専門家として知られていました。このような船井幸雄氏は、ネットワークビジネスを推奨する1人として有名です。

ただ、船井幸雄氏自身がネットワークビジネスに直接関わった経験はありません。しかし、著書の中でネットワークビジネスのマーケティング手法である「マルチレベルマーケティング」に対して「未来の姿がある」といい、新しいマーケティングシステムとして注目していることを述べています。

そして、船井幸雄氏は「21世紀に成功するネットワークビジネスの条件」として以下の5つを提唱しています。

・付き合うものを害さない

・付き合うものをよくする

・高品質で安全であり、安心できる

・単純で万能である

・経済的である

以上のような条件を満たすことから、ネットワークビジネスは「21世紀に成功するビジネスである」と船井幸雄氏は推奨しています。

ただ、現在存在しているネットワークビジネス全てが、以上に挙げた5点を満たしているかというと、そうではありません。そのため、「船井幸雄氏は全てのネットワークビジネスを推奨しているわけではない」ということを理解しておいてください。

ちなみに、船井幸雄氏自身のマーケティング手法としては、「地域一番店戦略」が有名です。

地域一番店戦略とは、商域圏、商品、客層のいずれかにおいて、圧倒的に飛び抜けて地域で1番となるようにすることです。これは、「お客様は何でも1番に集まる」というマーケティングの原則から作られたものであり、今でも船井総合研究所におけるコンサルティング手法として用いられています。

フナイ・オープン・ワールドとは

また、船井幸雄氏は著者の中で「女の時代が来た」と述べています。そして、そうした背景には、一般人を対象に世の中の流れを伝えるセミナーとして行っていた「フナイ・オープン・ワールド」での出来事が関係しています。

そこで、まずは「フナイ・オープン・ワールド」について解説します。

船井幸雄氏は、1992年辺りから、世の中に大きな変化が現れていることに気づき始めていました。そして、そのことを多くの人に知らせようと思って「船井幸雄の視点」や「日本の最前線」といったような著書出版を行いました。ただ、こうした啓蒙活動は上手くいきませんでした。

そのため、著書ではなく一般の人々を対象にした「フナイ・ミーティング」というセミナー形式で啓蒙活動を開始しました。フナイ・ミーティングは、主に時代の流れを表す商品や技術などを紹介して、世の中の変化を伝える内容のものでした

ただ、時代が進むにつれてフナイ・ミーティングの規模では、伝えきれないくらいの大きな変化が起こっていました。

そこで1995年に、セミナーの規模を大きくして、新たに「フナイ・オープン・ワールド」という名前でセミナー主体の催しをはじめました。

フナイ・オープン・ワールドは、一般の人に今後10年における世の中の動きを知ってもらうためのセミナーです。そのため、時流の流れを先取りできる講師を招待したり、時流に影響を与えると思われる商品や技術を展示したりするといった内容になっていました。

こうしたフナイ・オープン・ワールドを行っていく中で、船井幸雄氏は「女の時代が来た」と実感したと述べています。

「女の時代が来た」と考える船井氏の思考

船井幸雄氏は、激しく変化する世の中の流れを多くの人に伝えることを目的に、「フナイ・オープン・ワールド」というセミナーを始めました。そして、このセミナーの中で、船井氏は「女の時代が来た」と感じたと述べています。

船井氏がこのように考えた主な理由として、以下の3つを挙げています。

来客の半分が女性、過半数がカップル、家族連れ

フナイ・オープン・ワールドのような時流的な内容のセミナーは、これまでは男性中心の参加者でした。しかし、フナイ・オープン・ワールドでは、第三回目の開催時点で、参加者の約半分が女性であり、過半数がカップルもしくは家族連れという状況でした。

さらに、講演における席の前列は女性に占領され、質問も半分以上は女性から出ているような状態だったといいます。

このように、今まででは考えられなかったような、女性が積極的に活動する姿が見られたことが、船井氏が「女の時代が来た」と感じた理由の1つです。

リーダーシップを女性がとる

一昔前までは、リーダーシップというと男性がとるのが当たり前でした。しかし、フナイ・オープン・ミーティングに参加したカップルや家族連れに行ったアンケートでは、そうでないことがわかりました

そのアンケートで明らかになったことは、カップルや家族連れにおいてフナイ・オープン・ミーティングへの参加の主導権を握っていたのは、ほとんどのケースで女性でした。つまり、女性が積極的にセミナーへの参加をパートナーや家族に呼びかけていたのです。

このように、女性がリーダーシップをとるようなことが見られたことも、船井氏が「女の時代が来た」と感じた理由の1つです。

女性は口コミで動く

また、フナイ・オープン・ワールドでは、参加者へのアンケートを行ってさまざまなことがわかりました。その中でも、「どのようにしてフナイ・オープン・ワールドの開催を知ったのか?」ということに対する回答は、船井氏が意外と感じる内容でした。

それまでの主な情報伝達手段というと、マスメディアを通じたものだと考えられていました。しかし、フナイ・オープン・ワールドにおけるアンケートの結果、多くの人はマスメディアではなく「口コミで情報を得た」ということが明らかになりました。

そのことから船井氏は、情報伝達法と行動について調べた結果、「人間は大事な意思決定や行動ほど口コミに左右されるということがわかった」と述べています。

そして、男性はマスメディアの情報に影響を受けやすい一方で、女性はマスメディアではなく、知り合いの口コミによって行動を選択することが多いです。また、口コミは、マスメディアと比較しても猛スピードで広がります。さらに、女性が動けば関係のある男性も動かされます。

つまり、女性の方が多くの人を行動させる力が強いといえます。

実際に、船井氏は著書の中で、「女性中心の口コミネットが、これからの企業経営のキーポイントとなり、そのことがきっかけで世の中が動くだろう」と述べています。

以上のことも、船井氏が「女の時代が来た」と感じている理由の1つになります。

女性のファッションに関する記憶力

さらに、リーダーシップや口コミ以外にも、船井幸雄氏が女性に注目している理由があります。

船井幸雄氏は、経営コンサルタントを主な仕事としていましたが、最初の10年くらいはファッション業界と深い付き合いがあったとしています。その中で、男性と女性の大きな違いを見つけたことを著書で述べています。それは、ファッションに関する記憶力の違いです。

男性の多くは、昨日合った人が「どのような服装をしていたか?」ということを覚えていません。むしろ、15分前に合った人の服装すら記憶できていない人がほとんどです。

一方で女性は、数時間前に合った人の服装を覚えていることはもちろんのこと、締めていたネクタイの色や結び目などの特徴まで記憶している人がほとんどです。また、女性はそのことをわかりやすい言葉で表現することができます。

中には、男性でも女性と同じように会った人の服装をハッキリと記憶している人もいるようですが、船井氏は、そうした特異な男性は全体の2パーセント程度だとしています。そして、この2パーセントの男性がファッションデザイナー向きの人だと述べています。

船井幸雄氏は、著書の中で以上のような男性と女性の違いを指摘しています。

女性はゴチャゴチャが好き

船井幸雄氏が述べる男性と女性の違いの1つに、整理整頓に関することがあります。

男性は、自宅の部屋でも仕事場でもスッキリしているところを好む傾向にあります。一方で女性は、ゴチャゴチャしているのを好む人が多いといいます。

例えば、スーパーなどでは、男性は店内の見通しが良く、配列線も低く商品もできるだけ整理整頓されている店を好みます。しかし女性は、そのようなスッキリした店ではなく、商品がゴチャゴチャしているような店を好む人が多いといいます。

具体的には、船井氏の経験から、陳列商品の10~20パーセントは乱れていた方が、商品がよく売れるようになったと述べています。

小売店の管理職者のほとんどは男性です。そのため、商品の陳列やお店のレイアウトは男性的視点からの指示が多いため、スッキリしたものになりがちです。しかし、小売店で買い物をするのは男性より女性です。

そのため、小売店を繁盛させるためには、このような女性的視点を取り入れていくことが重要だと述べています

化粧に対する認識

女性には、薄化粧の人もたくさんいますが、ゴテゴテの厚化粧をしている人もいます。このように、時間とお金をかけてわざわざ厚化粧することも、男性が理解できない女性における特徴の1つだと船井幸雄氏は述べています。

多くの男性は、女性の厚化粧に対して、あまり良い印象を持ちません。そして、男性目線からすると、「厚化粧をやめれば肌がきれいになるのでは?」と考えがちです。しかし、そうした男性の意見は、女性側からすると「男性には女心がわかっていない」とされます。

また、ファッションに関しても、男性は「ほどほど」が最も良いと考えます。一方で女性は、ネックレスやブレスレッドなどの装身具を好んで必要以上に付けます。

船井幸雄氏は、以上の3点を例に挙げて、男性には理解できない女性の特徴を説明しています。

今回述べたように、経営コンサルタントとして有名な船井幸雄氏は、ネットワークビジネスを推奨する専門家の1人として知られています。ネットワークビジネスを行なう人は、こうした専門家の思考について学ぶことで、ビジネスがより成功しやすくなるはずです。

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